兵庫県採用試験で高辞退率が判明しました。昨年度の職員採用試験で「大卒程度の総合事務職」合格者209人中、123人が入庁を辞退し辞退率は58.9%に達しました。これは近隣府県(大阪府30.3%、京都府45.5%)と比べて突出しています。理由として「複数受験枠の併願」が可能な試験制度がある一方、内部告発文書問題の影響や、親による不安感からの説得が要因と指摘されています。また、斎藤知事は「志を持つ若者を引き付ける職場づくり」を強調し、今年の早期SPI枠試験でメッセージ動画を公開しましたが、試験申し込みは微増にとどまっています。

兵庫県の採用試験における高い辞退率は、単なる制度の欠陥にとどまらず、公務員職場環境への信頼性が急激に低下していることを示唆しています。内部告発文書問題で明らかとなった、組織内風土や権力構造への疑念が加速している現状は異常です。
辞退率の原因として試験制度が「併願しやすい」といった表面的説明だけでは説得力が薄く、職場そのものの信用を深刻に損ねた背景を直視する必要があります。

根本的解決には以下の実行が必要です:
告発対応問題の透明性を確立し、改善案を公表すること。若年層に向けた職場環境の明確な改革(成長支援やメンタルヘルス対応など)。現役職員による実体験の共有を通じた「なぜここで働くべきか」の再定義。加えて、信頼の喪失を招いた根因を組織全体で共有し、改善をコミュニティ全体に「見える形」で伝える努力が不可欠です。兵庫県がこの課題に無策で臨み続けるならば、地域行政の信頼構築は立ち行かなくなるでしょう。社会全体の選択肢が増え続ける中で、若者を「引きつける」どころか、一層遠ざける現状を放置してはいけないのです。公務員としての誇りを再び取り戻すため、一刻でも早い抜本的改革が求められています。
ネットからのコメント
1、『辞退率を踏まえて多めに合格を出したから、辞退率が増えた』何この永久機関のような破綻した説明。辞退される原因を直視せず、自分たちが水増ししたせいだと言い張るのは、自分の尻尾を食べて自滅するヘビのような、支離滅裂な言い訳。6割に逃げられてもなお『PRが大事』と唱える知事は、もはや自身の言葉そのものが壊れていると感じる。兵庫県の未来を担う若者たちが、躍動という何だかわからない呪文に巻き込まれず、辞退という賢明な判断を下したことには兵庫の明るい未来への希望を感じる。
2、本来なら兵庫県職員は誇りを持って働ける仕事。でも、ニュースで連日あんな騒ぎを見せられたら、親や周囲も「本当にそこでいいの?」って止めるだろうし。今は確かに異常な状況だけど、まずは組織の風通しを良くして、辞退した人たちが「やっぱり兵庫県に入ればよかった」と思えるような、まともな職場環境を再構築することが先決だと思います。
3、試験制度でいうと、基本的に自治体の試験は全て同じ日に行われるので併願はできません。
ただ、早期枠という形でSPIなどの試験を実施する場合、例外的に併願ができます。ただ、ここにある大阪府、大阪市や京都府は全て同じ日に試験が実施される(途中段階のものもあります)ので、合格者がそのまま入庁する可能性が高くなりますが、兵庫県庁の早期枠は最後まで日程がズレるので、ついでに受けた人が他に行きやすくなります。辞退率が高くてもとりあえず頭数を確保しよう、という戦略と思ってたのですが、違うのでしょうか。
4、斎藤知事は、「知事個人の」アカウントで「公的な情報」を敢えて投稿しています。これまで何度も批判されているのに、なぜか改善しません。次期知事選挙への個人アカウント育成、公私混同としか言いようがありません。個人アカウントからは完全プライベート投稿、県の公式アカウントから公務や県の取り組み、緊急情報の発信等をすれば良いのですが。その知事個人の発信で、数値やグラフを用いて、巧妙に印象操作するような投稿が相次いでいます。県の職員の応募者は2024年からSPI枠での募集が増えただけで、ずっと右肩下がりです。
また、知事は事務職の応募が増えたとアピールしていますが、技術職は応募時点の倍率1倍未満もあり、全く応募が不足しています。本日の会見で今回辞退率は58.9%と判明しましたが、県はこれまで一般応募の辞退率48.8%と公表していたり、とりわけ恣意的な公表が目立ちます。これはダメでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/218c708b55a6c9f31f78c5a98029338a8fad7783,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]