事件概要:広島への原爆投下後に降った「黒い雨」を浴びた住民が、被爆者としての認定を求める第2次黒い雨訴訟が続いている。80~90代の高齢者たちは、自分が被爆者であると認められず、健康被害や不安を抱えながらも、救済対象から外れてきた。大畑忍さん(89)は爆心地から西23キロの場所で黒い雨を浴びたと証言し、2021年に被爆者健康手帳を申請したが却下された。
河藤雅敏さん(82)は爆心地から北22キロの場所で黒い雨を浴び、同じく手帳を申請したが却下された。これらの住民は、証言を信用されず、早急な解決を求めて訴えている。
コメント:原爆投下から80年が経過した現在、未だに救済対象から外れた高齢者たちが、健全な生活を求めて戦い続けている。彼らが求めるのは、単なる認定だけではなく、長年にわたる不安や苦しみの中で、国家からの認知を得ることだ。しかし、その証言すら無視され、健康被害への対処が後回しにされる現状は、根本的におかしい。認定基準の厳格さが、逆にその実態を歪め、多くの人々の痛みを無視している。まず必要なのは、証言を信じ、調査を行うことだ。証拠がなければ、証言を無視するのではなく、被害を軽減する手立てを検討すべきだ。また、救済対象を拡大することに加えて、生活支援策や健康管理を迅速に提供すべきだ。
被爆者が求めているのは、物理的なものよりも、長年続いた不安と孤立を解消するための精神的な支援であり、国家としての責任を全うすることだ。
ネットからのコメント
1、89歳まで生きているのなら、黒い雨の影響はなかったと言ってもおかしくないと思う
2、放射能の影響ってほんとうにどこまであるのかわかりにくいですね。私の親戚も被爆者手帳をもっていて、ずいぶん前に白血病で亡くなりました。これは完全に被爆の影響です。その息子は今も元気で、その人の子も孫も元気です。本当に影響ってどこまであるのか。89歳までご存命の方は幸運だと思って生きられた方がよいのでは?と思います。全ての病気が被爆のせいではないと思います。
3、89歳と比較的長命なところを見ると原爆症なのかどうかは議論が分かれるでしょうね。訴えられている症状は歳をとると他の方でも普通に発症する類のものですし、原爆症特有のものでもない。それらを勘案して行政は原爆症と認めていないのではないですかね。ただ当時の広島長崎で似たような経験をしていたら不安は募るでしょう。
4、失礼ですが、ここまで大きな病気もなく長生きしてるのなら影響なかったと反対に喜ぶべきじゃないでしょうか。
黒い雨が降ったにしても80年前の気象情報も調べようが無い。却下され説明なしに不満はあるようですがそこは諦めるのも一つの決断だと思います。。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/914e06be529f1505cc2a95a236cecdd3356724ae,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]