2025年、日本は団塊世代が75歳以上となり、高齢化が進む中、介護需要が急増していますが、人手不足が問題となっています。北海道東川町では、アジア圏からの留学生を介護士として受け入れる取り組みが進められています。東川国際文化福祉専門学校は留学生を積極的に誘致し、多くの留学生が北海道内で介護業務に従事しています。特に、中頓別町の特別養護老人ホーム「長寿園」は閉鎖の危機に直面しましたが、留学生の力で再出発を果たしました。
日本と母国での生活を支え合う形で、外国人介護士が地域を支えていますが、賃金の低さや国際競争の影響で留学生の確保が一層難しくなる懸念があります。

介護業界の人材不足の背景には、制度の欠陥と社会構造の歪みがあります。まず、日本は急速に進む少子高齢化に対応できる人材育成の仕組みを作れていないのです。賃金の低さは離職率の高さを助長し、介護職を敬遠する原因の一つとされています。この現状を打破するには、介護職の賃金を全産業平均と同等以上に引き上げ、労働環境を改善することが急務です。さらに、介護人材育成のための支援制度や留学生受け入れ体制を強化し、国際的な競争力を高めることも求められます。また、地域と行政が一体となり、共生の精神で外国人介護士が働きやすい環境を整えることで、持続可能な介護体系の確立が可能になるでしょう。
介護の現場で繋がる国際的な絆は、日本社会の未来を照らす一筋の光です。今、我々はこの光を消さないために、根本的な改革に乗り出さなければなりません。












ネットからのコメント
1、日本には労働力が低下しているのではなく、労働対価に見合わない職に就きたくない日本人が多いのだと思う。自分も特養で働いていたが、離職率が高くて特に長続きする若者は皆無だった。排泄介助、入浴介助、食事介助、男の自分でもかなりの肉体労働だと感じたし、なにより肉体的な疲労よりも精神的な疲弊で参ってしまう。特に夜勤が。足腰が弱って転んだりすれば骨折してしまう認知症の老人たちが糞尿を垂れ流しながら廊下を徘徊し「家に帰して!」と大声で叫ぶ。便いじりをして自分の髪や顔や身体、布団やベッドの手すりに大便を擦り付ける。攻撃的な認知症老人たちは噛み付いたり叩いて来たり罵声を浴びせられたり大声で怒鳴り散らされる。排泄介助時に暴れる老人。泥状便が飛び散り顔などに付着する。これが毎日毎晩続く。その上賃金が安ければ、日本よりも物価が低い海外の国から労働力を得るしか解決策はない。
2、>介護人材の育成に取り組むため、東川町を含む30を超える自治体と専門学校などは2018年に協議会を設立。留学生1人当たり年間で最高370万円を支援する独自の制度を設けた。
こんな金を留学生1人に拠出してまで介護人材を確保しなければいけないというのは深刻ですが、いつまでも外国人に介護人材を頼ることも出来ないので別の方策も考えるべきだと思います。
3、外国人スタッフの尽力には敬意を表しますが、これを「美談」で終わらせてはいけないと思います。結局のところ、日本人が生活できる賃金や労働環境を整備できていないという根本的な問題から目を背けているだけではないでしょうか。安価な労働力として外国人に依存し続ける構造は、彼らがいずれ日本を選ばなくなれば(他国の方が条件が良くなれば)即座に崩壊します。今やるべきは、外国人頼みの運営ではなく、国内の介護職の待遇を抜本的に改善することです。
4、外国人スタッフの就労が美談として扱われることで、介護職の低賃金や過酷な労働環境、人手不足が慢性化している構造、日本人が定着しにくい職場環境といった本質的な課題が見えにくくなる。外国人スタッフの日本語能力が低く、記録業務や利用者家族とのやりとりなどは結局日本人スタッフに負担が集中するという話も聞く。つまり、現場の負担構造そのものは変わっていないにもかかわらず、「外国人が来てくれて助かった」という物語だけが強調されてしまう。
こうした報道の仕方には問題があると思う。そもそもの話、日本人が介護職に就こうとすると資格を取るための学費などは補助があるといっても自腹が基本。外国人は飛行機代やら向こうの学費も無料と高待遇、この時点で何かおかしいと思う。人手不足を声高にしているところは日本人の労働環境が良くない事業者でまともな施設は足りていると指摘している現役介護職員も多い。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/efb3ea9d9b5a8b6a5f53471e7853845b90b479b3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]