中央競馬の一年の締めくくりを飾るG1第70回有馬記念が12月28日に中山競馬場で開催され、3番人気のミュージアムマイルが優勝しました。このレースは競馬を題材にしたドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」の影響もあり、例年以上に注目を集め、売り上げは713億4520万6100円を記録しました。これは前年の約550億円から大幅に増加し、対前年比129.
5%となり、21世紀初の700億円超えとして歴代8位にランクインしました。中山競馬場には5万5000人を超える観客が詰めかけ、場内は熱狂に包まれました。

競馬ファンが集まり、驚異的な売り上げを叩き出した今年の有馬記念は、日本の競馬界の力強さを示す一方で、どこか異常さを感じさせます。売り上げが前年との比較で見ると、163億円も増加しており、この急激な増加は単にドラマ効果だけでは説明がつかない部分があります。特に、日本が不景気だと言われる中でこのような消費が行われることは、大きな矛盾を感じさせます。まず、競馬に関するルールや透明性を高めるための監視体制の強化が必要です。また、消費者が過剰に競馬にお金を費やさないような啓蒙活動も重要です。さらに、競馬業界自体が売り上げの使途や利益の再配分について見直すことが求められます。
このような対応がない限り、ある種の狂騒にすぎない状況は続くでしょう。競馬の売り上げが、日本経済全体の健全性を上回るという異常事態を放置するわけにはいきません。それはただの娯楽の域を超え、社会全体のあり方に影響を与えかねない問題です。
ネットからのコメント
1、競馬というコンテンツが持ってる潜在能力によるところはもちろんあるとは思うが、直前まで放送していたロイヤルファミリーがもたらした宣伝効果も決して少なくないと思う。普通のドラマと違って、JRAが全面協力していて、フィクションでありながら、限りなくノンフィクションに近い構成は見る者を引きつけて、競馬にそれほど関心のない人までも、有馬記念に意識を向かわせる効果があったのではないか。とてもいいドラマだったし、JRAもうまいことやったよなとは思うよね。
2、WINS観戦でしたが、例年ではみかけないような子連れの客も多く散見され非常に盛り上がっていました。ロイヤルファミリー等のメディア効果もあると思いますが、仕事納め後に有馬記念という日程的な部分も売上アップの要因と感じた。
また、最後がホープフルステークスより有馬記念のほうが締まりが良いので、今後もできればこのような流れにして欲しい。
3、現地参戦してきましたがすごい盛り上がりでした。ロイヤルファミリーとウマ娘(特にシンデレラグレイ)の効果は絶大ですね。有馬記念では惨敗でしたが心身ともに軽い気持ちで年末を迎えられそうです。来年も良い競馬を楽しみたいと思います。
4、来年がウマ年であることや、日曜劇場、ウマ娘が好調であることも理由に挙げられると思う。 それでもまだスマホがなかった時代の中山・有馬で繰り広げられた連覇の皇帝シンボリルドルフや、奇跡の復活劇を遂げて有終の美を飾ったオグリキャップやトウカイテイオー、更にはブービー人気でこれはびっくりレコード勝ちを演じたダイユウサクといった当時の雰囲気をリアルに体感しているオッサンの俺から見れば、タバコの煙に場内で当時の若者から高齢者、インテリから労務者風のオヤジまで熱くなっていたあの盛り上がりの異常さは現代競馬の光景とは比肩できないくらいスゴかったよ。時代は確実に変化してきたってことかな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c4c17a02eeeeb28fd5920036b6bddfd2f4251738,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]