2025年12月23日、兵庫県の斎藤元彦知事の年内最後の定例記者会見で、記者と知事の間で緊張が高まりました。斎藤知事は、ふるさと納税の新メニュー「播磨灘の牡蠣応援プロジェクト」についての質問に対し、「記者さんの個人的見解として承っておきます」と述べ、これが記者から「失礼」との反感を招いた。同プロジェクトは地元経済への直接的な支援ではないとの批判を受けており、兵庫県は公式ウェブサイトに「寄付金は生産者に直接支払われるものではない」と修正を加えた。
また、斎藤知事が韓国の女性歌手の動画に「いいね」を押したことがSNSで問題となり、知事は「誤操作だった」と釈明しました。

斎藤知事の振る舞いと兵庫県の政策は、まさに地元の声を軽視しているかのように映ります。「記者の個人的見解」との切り捨て方は、公職にある者が取るべき受け答えではなく、報道と公共の利益に対する鈍感さを露呈しています。さらに、知事が推進する「播磨灘の牡蠣応援プロジェクト」は、生産者に直接恩恵が届かないと指摘されており、その支援策の実効性に疑問の声が上がっています。この問題の根本にあるのは、透明性と説明責任の欠如、そして地元のニーズに対する誤解です。これを改善するためには、まず、政策の設計段階から地元生産者を巻き込み、彼らの声を聞く努力が必要です。また、支援の直接性と透明性を強化し、具体的な成果を示すための詳細な指標を設定すること、さらに、報道陣との建設的な対話を通じて信頼関係を築いていくことが求められます。
地方政治の要は地域住民の利益を最優先に考えることです。その基本原則が守られなければ、政治はいずれ信頼を失うでしょう。斎藤知事には、地方行政のあるべき姿とは何かを再考し、目指すべき方向性を見直す責任があります。
ネットからのコメント
1、他の都道府県では知事の記者会見はきちんと答えている。聞かれていないような背景的なところまで踏み込んで説明している。これが相手に伝えるということだろう。斉藤元彦だけは「個別のことには回答しない」「記者の個人的な見解として受け取る」「国会の質疑は自分の発言のことでも把握していない」、さらに「適正適法に対応した」というテンプレートを繰り返す。あらゆる手段を使って「いかに答えないか」を徹底している。記者側は「いかに答えさせるか」と順序を踏んだり、消費者庁や首相の見解まで述べる。斉藤元彦はそれすらも承知していないとシラを切る。なんと卑怯な男だろう。公益通報者保護法については斉藤元彦を国会に参考人招致、拒否したら証人喚問したほうが良い。国会でもこんな答弁したら審議を止められて終わらないと体験すべきだ。
2、先日の記者会見の問題点のおさらいですね。「播磨灘の牡蠣応援プロジェクト」と銘打ちながら、牡蠣業者にはお金が入らない。これが詐欺まがいだと指摘が入り、HPには注釈文が入りました。それでも文章をきちんと読まなければ観光支援だとは分からない詐欺まがいであることに変わりはなく、なぜ素直にプロジェクト名を変更しないのか、理解に苦しみます。そもそも中長期的な支援だというなら、わざわざ寄付を募らずに本予算内で計画的に行うのが筋でしょう。「記者さんの個人的な見解としては承ります」これも斎藤元彦のテンプレート回答のひとつです。客観的事実に立脚し、法律に基づいて検証した結果、疑問や矛盾が生じているから質問しているのに、それを「個人的な見解」と矮小化して処理してしまう、このやり口も悪質。しかもこの時は明らかに記者にケンカを売るような態度。これについて幹事社はもっと厳しく対応するべきだと思います。
3、一般的に記者の質問にまっとうに答えられないこともある。しかしこの知事はそんなレベルではない。次元が違う。百歩譲って文書問題や付随する情報漏洩問題、知事のモラルの問題は答えやれなくても牡蛎や鳥インフルなど普通の県政についてもまともに答えられず担当部署に聞けと…別に細かい数字を求められていないし危機管理てしては普通のこと聞かれているのにね。
牡蛎応援プロジェクトと銘打っているのに内容は観光促進、かつその観光業者も地元にどのくらい金が回るか…どう考えてもこのプロジェクトはこの部分を突っ込まれるに決まってるのにそこを指摘されぶちギレ?アンガーマネジメントの研修受けてたよねこの人。この知事の会見を見て知事に対しおかしいと思わない人がいることに驚き。
4、牡蠣の不漁に関する業者さん達への支援についでは資金貸付で補うとしている。(無利子にしたかな。) これから先の牡蠣の取れ高が予想出来ない状態で業者さん達に借金をして補えというのは余りにも冷たい支援。これについては記者さん達は現地で取材して業者さん達から意見をいただいている。それを、「記者の個人的見解」としてしまっては話しにならない。以前ひろゆき氏が「それは貴方の感想ですよね。」と同じロジック。これでは議論にならない。兵庫県は私のスタンスで行うって事の表明だよね。このような県政をしていては、この知事では兵庫県のこの先の財政は真っ暗闇に陥るように見える。また、パワハラが起きるかも。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c4b8b08272ba80b60d8450d1a37c4fbf8cfb6641,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]