苫小牧民報社(北海道苫小牧市)の20代男性記者が、2025年4月に開設した個人SNSアカウントで、匿名報道として扱われるべき容疑者の氏名を公開していたことが発覚した。この記者は、道警が報道機関向けに提供する広報資料から情報を得て投稿したとされ、今月2日に外部から同社に情報提供があり判明。翌3日にアカウントを削除し、記者は自宅待機中。同社編集局長は謝罪し、記者の処分を検討している。

匿名報道の原則を破った本件は、報道倫理への重大な挑戦であり、その異常さに唖然とせざるを得ません。事件記者たるもの、報道の基本である「個人のプライバシー保護」と「社会的影響の熟慮」を遵守する責任があります。しかし、この記者は「早く情報を届けたい」という理由で、短絡的行動を選びました。その背景には、特ダネへの過剰な焦りとSNSの拡散力への過信があると言えます。
同社の管理体制にも、記者教育や情報漏洩防止策の欠如が伺えます。
今後の再発防止策としては、①記者の情報管理や倫理教育の徹底、②広報資料の流出防止策の強化、③記者のSNS利用に対する明確なガイドラインの策定を直ちに行うべきです。また、記者個人への厳格な処分だけでなく、組織全体での意識改革が不可欠となります。
匿名報道は法治国家の根幹を支える重要な倫理原則です。それを踏みにじる行為は、信頼に足る報道機関であると自らを否定するに等しい行為です。社会の信頼回復のため、真摯な反省と行動を望みます。
ネットからのコメント
1、ひどい話ですね。まだ出してはならない情報やそもそも出してはならない情報を報道機関の人間が個人のSNSアカウントで垂れ流すなど報道機関にいる人がやることとは到底思えないですね。この新聞社は社員へのネットリテラシーについての教育研修などやってないんですかね。職務上知り得た情報を自分のSNSで発信などしないのは基本的なことですよね。
2、速報性を優先するあまり、社としてのルールだけでなく、報道機関としてのルールまで逸脱してしまったように感じます。
その結果、読者や地域からの信頼を損なってしまったのは大変残念です。一度失った信頼を取り戻すのは容易ではありませんが、読者の信頼を取り戻すには、再発防止策を徹底して、信頼回復に努めていく以外方法はないように思います。
3、警察発表が実名ならば、SNSで実名で伝えても報道倫理を踏み外したことにならない。このケースは、所属先のメディアが匿名で報じるニュースなのに、個人のSNSで実名で伝えたということなので、あくまで会社の規定に反したという話。他メディアが鬼の首を取ったように伝える話だろうか?
4、「報道機関向けに道警が発表する広報資料に記載された事件の容疑者の氏名」あ、そうなんだね、報道機関に向けては道警は氏名を出しているけど、実名での報道はしないことになっているわけか、なるほど、俺たちの知らないところでいろいろあるんだね
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4a79ce356093340f7162115a9cba4839f64e3016,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]