北海道知床の羅臼岳で起きた事故では、8月14日に登山中の26歳男性がクマに襲われ命を落とし、それに続いて親グマと子グマ3頭が駆除されました。この決定に対し全国から約50件の苦情や意見が自治体に寄せられています。苦情の多くは「クマをなぜ殺したのか」、「子グマを殺す必要はないのでは」といった内容で、その大半が本州から寄せられており、業務に影響を及ぼしているという声もあります。
一方で、「人を襲ったクマは駆除されて当然」とする意見もあり、自治体がこの対応の理解を求めています。
このような事件では、人間の安全と自然との共存のバランスを改めて考える必要があります。事件批判として、駆除という選択肢が適切だったかどうか、それが本当に避けられないものだったのかを厳しく議論すべきです。まず、クマの生息地の管理と人間の活動の調整が不十分であった可能性があります。第二に、クマが襲撃行動をとった背景に考慮されるべきだった他の要因があったのか、しっかりとした分析が必要です。第三に、駆除以外の手段、例えば捕獲後のリリースや、警戒区域の設定といった、共存に向けた具体的な政策改善が求められます。人間の安全と自然保護のバランスを見誤ることで、貴重な自然環境への理解が損なわれることなく、将来的には知識と対策を持ってこのような状況を回避できるはずです。
事件は、利益よりも価値に重視する社会への転換を促しています。
ネットからのコメント
1、子グマも人を襲って食べることを学習しました。味も覚えました。逆に駆除しない理由がありません。生け捕りにして動物園にと言いだすかもしれませんが、そんなに簡単に受け入れ先は見つかりません。その間の手間と費用は負担してくれるんですか?と聞きたい。
2、ワイドショーなどことさら大きくしたりする姿勢は改めるべきだと。北海道では場所によっては命との危険も隣り合わせに。秋田県での問題もあったが人や人里、車に慣れたクマがいるのも事実。
理想はかかげても共生はできないことも事実。必要な措置は講じるべきで可哀想という理屈はなりたないことを。
3、先日、Yahoo!ニュースにもなっていたが、役所にかかって来る熊駆除に対する苦情の電話はダイヤルQ2に繋げて、その料金を熊対策費用に当たる様にすれば良い。1秒当たり100円くらい徴収したら5分も苦情を言ったら、30,000円になる!役所の職員さんの手間も少しは省けるかも!
4、恐ろしさを知らない人ってある意味怖いです。人を襲った個体は、次も必ず人を襲うと聞いたことがあります。エゴだなんだ言われても「始末」しなければならないのです。被害に遭われた方はお気の毒です。報道とは違い「餌食」になった可能性もあります。それでも「抗議」されますか?。肉親が被害に遭われても「駆除」に反対されるのでしょうか?。私にはこの人達の気持ちが解りません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/69c5a44e49dfcc463827a55b8769999a978d2c55,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]