12月18日、高市政権の官邸幹部が記者団との非公式懇談で「私は核を持つべきだと思っている」と発言した。複数のメディアがこれを報じ、与野党から厳しい批判が寄せられた。この発言はオフレコを前提にされており、メディアの報道姿勢を問題視する声も上がった。発言者の実名は不明だったが、週刊文春は尾上定正総理補佐官であると報じた。2011年の沖縄防衛局長の発言におけるオフレコ破りが似た議論を呼んだ事例として参照され、核保有発言の重大性や国民の知る権利が今後の議論の焦点となっている。

今回の懇談会での核保有発言は、安全保障の専門家が公に語れない本音を漏らす場である「オフレコ」の意義と限界を露呈しました。オフレコという慣行があるからこそ、多くの情報が得られる一方、発言内容が公共の安全に重大な影響を与える場合、その報道の是非が熱く問われるのです。まずは、オフレコ取引の透明性を高めるために、報道方針の事前共有と発言者の了解を得ることが重要です。さらに、発言内容の審査基準を設け、公共性が優先される場合の報道を許容すべきです。そして、発言者の責任を追及し、制度的欠陥を是正する枠組みの構築も求められます。国民の知る権利と安全保障政策の公正性を担保するためには、一貫した監視と規制の整備が不可欠です。オフレコに依存するジャーナリズムの在り方は再考する必要があります。国の方向性を誤らないために透明性と公正さが常に確認されるべきです。
ネットからのコメント
1、核保有に関して何も切っ掛けが無いのに、唐突に私見を述べるはずがないので、記者がオフレコ前提で何か質問しているはずだと思うし、また、賛否が分かれるデリケートな問題でもあるので、ニュアンスを含めて正しい情報を知りたい。メディアは発言を一部だけ切り取らずに、記者とのやり取りを含めた前後をちゃんと報道するべきだと思う
2、最初から最後までメディア側の勝手な都合の話しかしてないですね。普段からメディアが批判している「密室」がオフレコの場なわけで、そのメリットを享受している人間が都合のいい時だけ使命感を振りかざさないでほしいですね。やるなら全部オープンにして取材対象も記者も全部オープンにして、やってほしい。
3、今回のオフレコ報道で悪質なのが核保有発言だけを切り取って報道した事である。ネットなどを見ればこの発言の前後には日本としては核保有が不可能であると言う話があり、その中の僅かな言葉を切り取って違う意味に解釈させて報道しているのだ。またこんな報道をすれば中国が利することを報道関係は判るはずである。
報道の真意は核保有云々より高市政権下げに他ならない。先ずは政権関係者がマスコミ記者を信用しないことだ。オフレコやぶら下がり会見も辞めた方がいい。
4、仮にオフレコを報道するとしても発言の一部を切り取って報道するのではなく文脈がわかる内容で報道するべきです。公式発言なら後から検証出来ますがオフレコでは今回のように意味を変えるために都合の良いように切り取られたり、言ってもいない事でもそれが正しいのか検証できません。報道の正しさを担保するためにも文脈がわかる内容で報道する必要があると思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ca07f90773c092931dcdbe91b96551b5197ba797,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]