ホワイトハラスメントが問題視される背景には、良かれと思った配慮が逆に部下の成長を阻害している現状がある。中途入社1年以内の13.6%が体験し、経験者の71.4%が転職を検討する深刻な影響が確認されている。例えば「責任ある仕事を任せてもらえない」「定時に帰ることが強制される」など、過剰な気遣いにより仕事の達成感や成長機会が失われ、虚しさを感じるといった声が後を絶たない。背景にはハラスメント防止法施行後の企業の過剰な対策と、上司が叱咤を避ける傾向(81.7%)がある。抜本的な解決策が求められている。
上司が「良かれ」と思ってしていた配慮が結果的に部下のキャリア形成を損ない、悪影響を及ぼしていることは見逃せない現状です。「ホワイトハラスメント」は、職場環境を改善するつもりが、却って人材育成の場を失わせてしまうという、制度の副作用とも言えるでしょう。ハラスメント回避が過度に進むことは、仕事への真剣な向き合いが薄れることであり、組織としての生産性も著しく損なわれるものです。解決の鍵は明確です。第一に管理職向けに研修を行い、「配慮が行き過ぎるリスク」を認識させることです。
第二に、部下への「傾聴」を徹底し、個々の意向や成長目標を正確に把握する努力。第三に、人を叱ることや責任を負わせることの適切な方法論を対話型で学び直す機会を提供することです。「優しさ」だけでなく「強さ」も伴う上司の姿勢が部下に求められている今、この問題への取り組みは、企業の健全性を示す指標となるべきです。真の配慮とは何か、私たちは再び問い直さなくてはなりません。
ネットからのコメント
1、残業厳禁がホワイトハラスメントって、定時に仕事を終えることができない能力の問題をハラスメント扱いするのは違和感しかない。仕事を任せてもらえるかどうかは、権限のある立場から、その能力があると判断されていないだけで、能力もないのに背伸びをしてやらせた結果、代わりの人がやり直しをするとか後ろ向きな仕事が発生する恐れがあるから。手戻りは避けたいと考えるのは当然。どうすればなくなるか、といえば、言って聞かせて、それでもわからないのならば、去る者は追わないというだけじゃないのかな。
2、若すぎてメンタル的に子どもすぎる。
事務職なのに絶対電話に出ない。雑用しない。仕事は適する人より聞きやすい人を選んで聞く。優先度に関係なく覚えたいことから仕事を覚える。心から納得しないと先輩の指示通りにしれっとやらない。会社で泣く…。なんかもう疲れました。田舎の零細企業にはこんなんしか来ないです。私が若い頃もやらかしてはいましたが怒られたり注意されたりしながらも成長はしてましたよ。
3、氷河期世代からしたら、天国じゃないの・・・と思いますが、上昇志向がある人の中には、ビシバシ鍛えてほしい、という人たちも一定数いるのでしょうね。定時で上がれるのであれば、仕事が終わってから、自主的に勉強して資格を取ったほうがよいと思います。そして、仕事は、自分が積極的に手を挙げて、まずは小さなタスクから、着実にできることを示さないと、任せてもらえませんよ。いきなり大きな仕事ができると思っていたら、それは違うと思います。いずれにしても、若いうちは失敗してもリカバリーできます。好きに生きるのがよいと思います。
4、結局、これは「優しさ」や「ハラスメント」の問題ではなく、企業側の「リスク回避」と「マネジメントの放棄」ですよね。
一人の「もっと働きたい」という意欲を認めれば、それが組織の「標準」になり、周囲も同等の労働を強いられる。その結果として生じるメンタル不調や離職のリスクを、今の会社は取れないし、取る気もない。だから一律に「定時で帰れ」という思考停止のルールを押し付けているのが実態だと思います。労働時間をゲームに例えるなら、プレイ時間を制限するのはゲームバランスを保つための「レギュレーション」です。限られた時間内でパフォーマンスを出すのがプロの仕事であり、物量作戦でしか勝負できないのは、それはそれでスキルの欠如と言わざるを得ません。物足りないなら、その時間を副業や自己研鑽に充てればいい。何でもかんでも「ハラスメント」と呼んで会社に責任を求める風潮には違和感を覚えます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/ab9fc29ef3cc3cec97613e441b2bb97817f3612b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]