事件概要:2024年、SNSを利用したロマンス詐欺が急増し、全国で大きな被害を出した。大阪市の80代男性は、SNSで女性を名乗る人物に接触され、現金約68万円をだまし取られた。詐欺グループは親しみを持たせる言葉巧みな手法で接触し、秘密のやり取りを装った。警察庁によると、2024年のロマンス詐欺の被害件数は3824件、被害総額は400億9000万円に達し、前年に比べて大幅に増加した。
被害者の大半は40~60代で、特にマッチングアプリやSNS(インスタグラム、フェイスブック)経由で接触されるケースが多い。ロマンス詐欺を含むSNS詐欺全体の被害額は1271億9000万円に上り、日々約3億5000万円がだまし取られている。
コメント:SNSを利用した詐欺が急増し、被害総額が400億円を超えた事実は、深刻な社会問題として捉えるべきです。特に高齢者を狙った手口が巧妙で、詐欺グループは被害者との関係を「秘密の愛」として隠ぺいし、信頼を築こうとします。この問題の本質は、詐欺グループが無防備な人々に危険をもたらしているだけでなく、SNSの利用における安全対策が十分でないことにあります。解決策として、まず、SNSプラットフォームに対する監視強化と詐欺行為に関する警告機能を充実させるべきです。
次に、金融機関と連携し、詐欺被害に遭いやすい年代に向けた啓発活動を強化する必要があります。そして、警察の早期対応体制を整備し、詐欺グループの摘発を強化することが重要です。このままでは、SNS上で愛を語る危険な詐欺師たちが社会全体を蝕んでいく一方です。
ネットからのコメント
1、40代以上の人たちがこの手の詐欺に騙されるというのは、よほど今の人生に寂しさや物足りなさなどを感じているからなのだろうか。家庭円満で仕事もうまくこなせていればこのようなメールが来ても興味も持たないと思うが、ついやり取りをしてしまって騙されるのは何かしら日常生活に不満や問題があるからなんだろうなと思ってしまう。毎日報道されても騙されてしまうんだから怖いですね、皆さんも気を付けましょう。
2、もう一花咲かせたい、あわよくば、、といった感じの、分不相応な願望を上手く呼び起こされて騙されるのでは。見たこともない相手が、甘ったるい殺し文句で一方的にアプローチしてくると、通常は喜ぶより恐怖を感じるが。
3、写真の女性がきれいだからといって、その人の心まできれいとは限りません。
相手を信じたい気持ちはわかりますが、見た目だけで判断してしまうと、簡単に心の隙を突かれてしまいます。LINEでのやりとりは相手の素性が見え難いだけに、リスクが高いです。大切なのは、冷静な目で相手を見極め、SNSで知り合った相手との金銭のやり取りは絶対にしないことです。少しでも怪しいと感じたら、一人で悩まずに誰かに相談することが大切です。
4、冷静に考えたらちゃんと見抜けるんだろうけど、出会いの少なくなった年齢層の人だと引っかかりやすいんですかね?恋は盲目とはいうけど、止めてくれる友人や親族が身近にいたらまた違ったのかもしれません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/091e35d9344b42483647226ea76e23f288c7426d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]