【事件概要】
2025年8月5日、ロシア国営メディア「スプートニク」日本版のXアカウントが更新され、参政党の神谷宗幣代表による国会答弁の動画を公開、日本の特定政党や政治家への支援を否定した。問題の発端は、7月の参院選で当選した参政党のさや議員(43)が、EUで配信禁止となっている同メディアのインタビューに出演したことにある。
これに対し、神谷氏は出演許可は職員の独断だったと説明、職員に辞職勧告を行った。さや氏も「軽率だった」と謝罪し、スパイ疑惑を否定している。
【コメント】
政党関係者が、EUで配信禁止となっているロシア国営プロパガンダ機関「スプートニク」に無許可で出演し、その後の釈明が「職員の独断だった」として処理されている現状は、あまりにもずさんであり、政治倫理の形骸化を示している。
問題の本質は、政党内部の情報管理体制と責任の所在が極めて不明瞭な点にある。たった一職員の判断で外交的影響を招く行動が取られ、当人の「軽率」で済まされている状況では、外国勢力の介入に対して極めて脆弱だ。
さらにSNS上の議論が“言論統制 vs 表現の自由”にすり替わることで、本質的な責任追及がぼやけている。
改善には、①政党内部の情報発信ルールと責任体制の明文化、②外部メディア出演時の許可プロセスの透明化、③外国メディアとの関係に対する一貫したガイドライン整備が急務だ。
「自由な言論」とは無秩序を許すことではない。政治家と政党がこの混同に甘える限り、民主主義は外からではなく、内側から腐っていく。
ネットからのコメント
1、スプートニクはロシアのプロパガンダメディアであるので利用された感は否めないが、一職員が取材の許可を出した事実は解せない。その職員が個人的にロシアに親近感やシンパシーを感じていた可能性もあるわけで、ただ単にクビにしましたで終わらせるのではなく、何故取材を受けるに至る判断を独断でしたのかをしっかり調査して世間に公表して貰いたい。その辺り、党としてのルールやガイドライン、ガバナンスをしっかりしておかないと、今後も付け入る隙を与えてしまうわけで、危うさばかりが目立って、いずれ支持を失いかねないかと。
2、確かに確認したとは言え、ちょっと脇が甘かったのかもしれませんが、こんなことを報道するより報道しなきゃいけないことたくさんあるでしょうよ。相変わらず太陽光パネルの問題はテレビではやらないもんね。じいちゃんばあちゃんが、テレビで釧路湿原やら阿蘇山やらの敷き詰められたパネル見たらびっくりするよね。私も今回の選挙で色々調べてて分かったくらいだから。それも全国に夥しい数の造設、最低ですよ、政府は。あと、なんか中国の借金を日本が払うとか?北海道の中の静岡県がすっぽり入るくらいの敷地が中国に買われていて、基地を作ってるとか?全然報道しないもんね。メディアもプライドないんだね。こんな大事なところ侵略されて情けないよ、全く。
3、中国の国営メディアに出演した日本の政治家なんて過去に幾らでも居たのに、問題視されたのを聞いたことが無い。ロシア国営メディアに出演した今回だけどうして問題視するのか、理由が分からない。中国国営メディアも中国共産党のプロパガンダに利用されているのはロシアと変わらないだろう。重要なのはどのメディアに出演したかではなく、そこで何を話したかではないか。
たとえまともなメディアに出演したとしても、そこで日本の国益を害する発言をしたなら非難されるべきだし、その逆もしかり。
4、スパイ活動の一環です。公のメデイアですから表向きは否定せざるを得ない。それだけと思います。インタビューを受けた事実はロシアは参政党に恩を売ったことになりますので、いつでも脅す用意が出来たと言うことかと思います。参政党はスパイ防止法案を出したと言っていますので、ロシア版のような案分になるのでしょう。脇の甘さ見え見えの対応しか出来ない参政党は事務方にも支援金が回っていると考えても不思議がない。極右政党を支援しない理由はロシアには無いと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7636f596bd5da237d1973562e3231b0646aa0955,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]