阪神は8月12日、マツダスタジアムで広島に2ー9で逆転負けし、今季ワーストの9失点を喫した。3回に前川の適時打と木浪の押し出し四球で2点先制するも、直後に大竹が末包の適時打とモンテロの3ランで逆転され、5回にも小園と末包に適時打を浴び計7失点で降板。桐敷も8回に2失点し、失点は9に。打線は4回以降3安打のみと沈黙し、大幅に組み替えたオーダーも機能せず。

連勝は2で止まり、優勝マジック28のまま、巨人との差は11ゲームとなった。

試合内容より、これは明らかに組織的な改善が必要なケースだ。好調な大竹をスライド登板させながら、守備・攻撃両面でバックアップが不十分。特に大幅な打線改造は、選手の役割適合を欠き、試合中の修正も見られなかった。さらに失点後の継投策も遅れ、流れを完全に渡してしまった。解決には①選手起用の一貫性とデータ分析に基づく打順配置、②大量失点前の早期継投判断、③点差が開いても諦めない終盤の集中力維持策が不可欠だ。勝負は偶然ではなく準備と判断の積み重ねで決まる。このままでは優勝マジックも数字だけの飾りになる。勝ち続けるチームは、采配もまた強くなければならない。

ネットからのコメント

1、大竹投手がカープ戦でこれほど打ち込まれたのは初めて見た。

相手もプロ、こういう日もある。カープに大差をつけられてしまったから、ピンチヒッター佐藤輝選手の投入もできずに負けてしまった。今日の試合は接戦になって、試合終盤のここぞというビッグチャンスで佐藤輝選手の登場を待ちかねていただけに残念だった。タイガースは2連戦の初戦で完敗してしまったから、明日の試合はベストメンバーで勝ち切ってもらいたい。

2、試合結果はともかく、森下選手の不振が深刻です。オールスター前あたりから崩れだし、バットが出てこない、ストライク・ボールの判断にも苦労している状態に見えます。CSや日本シリーズを見据えるなら、2軍で再調整させ自身の打撃を取り戻させるのも一つの手段ではないでしょうか。

3、佐藤抜きで負けてもいいという感じが出てたら、リードやピッチングにも影響はあると思う。休養でガクンと戦力落ちは批判はないけど、大竹対広島のときは止めてほしかった。相手の苦手意識が変わるかも。

4、大竹投手が打ち込まれチームが敗れたのはしょうがないにせよ、休養日かと思いきや中野選手が5点ビハインドの時点で出したのは疑問。

強いて言えば勝ちパターンのリリーフ陣を今日を含めて3日休めているのはプラス材料と言って良いのかな。明後日は試合がないので明日は高橋遙人投手の出来次第ではリリーフ陣を惜しみなく投入できる。まだ11ゲーム差があるとはいえここでの連敗は避けたいところ。