石破茂首相は8月12日、千葉県勝浦市を訪問後、東京・永田町の国立国会図書館で数冊の本を借り、首相公邸へ戻った。13日と14日は公務予定がなく、事実上の夏休みに入った形だ。自民党内では首相退陣や総裁選前倒しを求める声が続く中、公邸で読書などにより体調や気力を整えるとみられている。
政治の緊張が高まる中で、首相が公務を離れて休養を取ること自体は人間的に必要な行為だが、このタイミングは国民に疑念を抱かせる。
支持基盤が揺らぎ、政権運営に対する信頼が問われる状況であればこそ、行動で危機感と責任感を示すべきだった。現状は、政局の荒波から距離を置くことで問題解決を先送りする構図に見える。必要なのは、①党内の意見集約と公開の場での説明責任、②重要政策の進捗と今後の具体的日程提示、③政権の方向性を国民と共有する記者会見の早期実施だ。政治は休暇の有無ではなく、緊急時の姿勢で評価される。休むなら休むでよい、その間に「次の一手」を示せなければ、休養はただの空白に過ぎない。
ネットからのコメント
1、九州や北陸では記録的な大雨により甚大な被害が発生しているにもかかわらず、総理大臣が夏休みとは驚きました。国のトップとして、被災地の状況把握や復旧支援の指揮を優先すべきではないでしょうか。もちろん私的な休暇を取る権利はありますが、国民の生命と安全が脅かされている非常時にあっては、まず現場の声に耳を傾け、必要な支援策を迅速に打ち出す責任があるのではないでしょうか。
2、去年、岸田総理が退陣表明をしたのは8/14。10月の臨時国会に間に合わせるため日程だった。
現役の総理総裁としてケジメをつけて欲しい。
3、大雨災害が広範囲に広がっています。まだ明日もどうなるか心配です。能登も、土砂災害が出ています。石破さん、図書館には、退任の仕方 と言う本は無いと思います。ちなみに、災害地放置 と言う本も無いと思いますよ。災害の情報収集に全力を尽くしてください。
4、九州で多くの人が命や暮らしの危機に直面している中、首相が『全力を尽くす』と宣言した直後に夏休みに入ったという報道に、強い違和感を覚えます。災害対応は官僚や自治体が担う部分もありますが、国のリーダーが危機時にどう行動するかは、国民の安心と信頼を左右します。言葉と行動がかけ離れていては、政治への信頼は失われるばかりです。今こそ国民の目線に立ち、現場を支える姿勢を示すべきではないでしょうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fc01c6f8832a263725d41d37f85b8a192e183727,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]