事件概要:長野県上伊那郡の50代女性は、自治会を退会したにもかかわらず、毎年秋になると数名の役員が自宅を訪れ、協力金を求めてきます。断ると夜間にインターホンを鳴らされ、再三の訪問を受けているとのこと。女性は仕方なくゴミ収集のために3000円を支払い、再度「一部しか振り込まれていない」と言われ、精神的に追い詰められています。
自治会の存在意義についても疑問が呈され、地域における不透明な集金方法や強制加入に関する問題が浮き彫りとなっています。
コメント:地域社会の「助け合い」の名のもとに、暗黙の強制や不透明なルールが広がっている現実に、深い問題を感じます。このような強制的な加入や集金方法は、個人の自由や尊厳を無視しており、地域住民に精神的な負担を強いるものです。特に、女性のように一人暮らしの高齢者や弱者をターゲットにした行為は、極めて不適切です。
この問題の根本には、自治会や地域団体の運営が不透明であり、誰がどのように運営しているのか、予算の使い道が明確でないことがあります。
第一に、自治会への強制加入を排除すべきです。任意であることが明確に伝えられ、参加者が自由意志で加入できるようにするべきです。第二に、集金ルールや支払いの透明性を確保し、地域住民に不安や疑念を抱かせない運営が求められます。最後に、自治会や地域行事の重要性を再評価し、参加を強制するのではなく、地域のつながりを自由意志で築けるような方向へと改革する必要があります。
地域の「助け合い」の名目で、無理な負担を強いるのは、真の共助とは言えません。もっと透明で開かれた地域運営が必要です。
ネットからのコメント
1、地元住みで、自治会に入ってました。遥か昔の昭和のルールをずーっと引きずってる感は、確かにあります。若い人たちは、実家を出て県外に行く人が多いので、結局地元に残るのは昭和の頃から同じルールでやり続けてきた高齢者ばかり。
なので、おかしくね?という疑問がそもそも頭の中にない人ばかりです。かくいう自分も、数年前に自治会は抜けましたが、ゴミ収集場所の料金だけは自治会に納めてます。自治会抜けても、近所付き合いが終わるわけではないので、近隣の人達とちゃんと会話があれば、彼らもまた違った対応になってくることもあると思います。個人優先の態度を前面に出し過ぎる当事者にも、問題はあると思いますね。あと、神社に関しては、一宗教法人っていうのは分かるけど、その土地の氏神様として祀っていかないといけないという面もあるので、必ずしも、神社がぼったくってるって事でもないのではないですかね。
2、他の人も言ってるけど、こんなことになったのも全部が行政の責任だ。毎月の広報配布を地元の自治会長や役員に任せっきり。言うまでもなく無報酬。配るのは十数件でも一度に広報、議会便り、地区の祭りのお知らせやゴミ出し日の変更などで一軒あたり何枚にもなる。重い紙袋を持ってバラバラに離れた家を訪ねて投函。それもキチンとポストを出してない家も多く、いちいち呼び鈴を押して手渡している場合もある。
それを「今まで何十年もやってきている(からタダでやるのが当たり前だ)」という、意味不明な理由で行政がおんぶにだっこ。誰もが得しない状況で行政だけ一人勝ちになってりゃあ、そりゃ普通に自治会とか脱退しますわな。道路やゴミステーションを使うのは、地域住民の権利。既に税金を取られているのだから、一銭も払う必要はない。夜間訪問なんてされたら、もはや警察案件です。このまま自治会が全国的な崩壊に至るのは時間の問題だな。
3、そもそも地域財政がひっ迫しているから、地方では本来行政がやる事も自治会の仕事になっている事が多くて、自治会と余りに距離を置きすぎると、労役は提供せず利便性ばかり得ようとすると取られても仕方がない。自治会費の半分寄付ってどんな立派な神社か知れないが、うちの辺りは神社へへの寄付は夏秋の祭礼時の五百円ずつだけだし、代わりに洗米とお札をくれて、大体神社の負担なんてそんなもの。ついでに書けばゴミ袋の記名は単なる違反者対策で、闇ルールでも何でもない。
4、多少のお金なら、支払ったら好いのではと思うけどね。
会費も、精々10,000円/年間 程度ではないのかな? 人間は、独りでは生きて行けない。人間社会は、複雑に絡まり合って成り立っている。誰にもお世話になっていないと思っているかも知れないが、道路の改修とか、地域の公共施設の補修なども、町内会がお役所に掛け合っている。地域でトラブルが起きれば、町内会の役員がいろいろな機関に相談に行くことになる。神社の祭りにしても、昔からの伝統を引き継ぐと言うことでは、意義かある行事ではなかろうか。町内会の役員を行って見れば、沢山のボランティア仕事があることが理解できるのではないか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/03c7821d68a96d8a22df0359e2d10c6153a66d00,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]