【事件概要】
東京ディズニーリゾートで、8月の蒸し暑い日に小学生の男の子が突然嘔吐した。清掃スタッフ(カストーディアルキャスト)は感染対策を施し、迅速に処理にあたったが、母親は「吐いてスッキリしたでしょ。早く次のところに行くよ」とだけ言って立ち去った。
処理作業には防菌手袋・殺菌剤・ゴミ処理・記録まで含まれ、相当な負担が伴う。嘔吐処理は週1回程度起きるが、混雑や気候によっては日に2回以上発生することもある。
【コメント】
清掃スタッフの献身が、あまりに軽んじられてはいないか。子どもの突然の体調不良は仕方のないことだとしても、目の前でそれを処理する人間がいる。その姿に対して「スッキリしたでしょ」と言い捨てて立ち去る態度には、思いやりも常識も感じられない。
問題の根本は、ディズニーという“夢の国”の裏側を支える労働に対して、来園者の意識が及んでいない点にある。客であれば何をしてもよいという錯覚が、ごく一部に根強く残っている。このような意識が放置されれば、現場の士気低下や人手不足を招き、結果的に「夢の国」自体が崩れていく。
対策として、(1)ゲスト向けのマナー啓発掲示物の設置、(2)異常対応時における最低限の礼節に関するガイド配布、(3)清掃スタッフへの応援メッセージ投稿制度の導入などが必要だ。
誰かが支えているからこそ楽しめるという当たり前の価値観を、今こそ社会全体が取り戻すべきだ。夢の裏には、現実がある。それを無視する者に“魔法”を語る資格はない。
ネットからのコメント
1、謝ったら負け、自分達に非があると認めることになるとでも思ってるんですかね。昔とある商業施設内で高校生くらいのグループが床に盛大にジュースをぶちまけて、人を呼びに行くのかと思いきや周りをチラチラ確認した後に慌てて逃げ出したのを見たことがある。こういうのが大人になったら、記事に出てくるような人になるんだろうな。
2、母親最低。全く悪いと思わず、『この前ディズニー行ったら子どもが吐いちゃって〜』とネタにしていそうですね!そんな母親にはバチが当たりますように!キャストの方々には頭が下がります。夢の国を支えてくださり、夢の国を夢の国と言えるのもキャストの皆さん1人1人が居てくれてるおかげです。
ありがとうございます。
3、子連れのお母さんが会計処理中にお子さんが嘔吐したことがありました。たまたま近くで別件対応していた私が呆然としているその子に対応したのですが、お母さんはこちらを一瞥したあと慌てることも子供を気遣うこともなく、会計処理を継続していました。で、終わると後処理してる我々スタッフを避けて一言もなく子供の手を引いて去っていきました。スタッフへの態度の非常識さも大概だけど、子供が可哀想だと思いました。
4、かれこれ30年以上前の学生の頃、夢の国でカストーディアルをやってました。日常生活では、他人の嘔吐物を見ると自分も吐きそうになるけど、あのコスチュームを着ると、平常心で嘔吐物処理が出来ました。初めての「プロ意識」みたいなものがあったなぁ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6c96aba0780f4b43d884c4de2771574d1d5ad470,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]