広陵高校での暴力事件は、高校野球の深刻な問題を浮き彫りにしました。野球部員間での暴行が発覚し、同校は夏の全国高校野球大会への途中辞退を決断しました。8月13日、スポーツ文化評論家の玉木正之さんはこの問題の根底にある高野連の認識不足と教育方針の欠如を指摘しました。特に、高校時代を「地獄」と表現したイチローさんの経験が、暴力問題の根深さを示しています。
これに対し、高野連は適切な指導ではなく、処分による対応を続けており、暴力の根絶には至っていません。
現状の説明から始めます。広陵高校の暴力事件は、高野連自身が掲げる「健全な精神は健全な肉体に宿る」という理念の矛盾を露わにしました。この事件は単なる処分で解決できるものではなく、学校教育の本質的な欠陥を示しています。まず、監督や指導者が選手に「暴力はスポーツの精神を否定する行為」であることを徹底的に教育する必要があります。次に、高野連は過去の事例に学び、「指導方針の見直し」を行い、新たな教育プログラムを導入すべきです。そして、転校した選手の出場禁止を規定するルールの根本的な再考を求めます。暴力を許さないスポーツ文化を実現する上で、高野連の姿勢は曖昧にしてはいけません。現状を容認し続けることは、未来のスポーツマンシップの否定に他なりません。
今こそ、勇気を持ってやり方を変える時です。
ネットからのコメント
1、昭和の元高校球児です。そこそこの強豪校でしたが、上級生からのいじめは殆どなかった。肩を冷やすな、水を飲むなの古い考え方、非科学的な指導の下で練習を重ねて辛い面はあったが乗り越えられた楽しい3年間だった。強豪校とは指導者が固定し長期間に及ぶため権力を振りかざす。OBも同様で何かと口を出す。勝利至上主義が蔓延している。強くなるために楽しさが消された。部活の原点に戻り、楽しさ優先に指導者は導いてほしい。
2、筋肉はトレーニングによって微細な断裂を起こし、それが回復する過程で以前より強くなります。これを「超回復」と呼びますが、そのためには48~72時間の休養と適切な栄養が不可欠です。毎日同じ部位を追い込む練習は、超回復のサイクルを完全に無視しており、成長ではなく消耗を促しているだけなのですもはや、「自分の時代はこうだった」という経験則が通用する時代ではありません。それは単なる思考停止であり、指導者としての責務の放棄です。選手一人ひとりの身体は、貴重な研究対象であり、データとエビデンスに基づいて最適化されるべきものです。
感情的な暴力や非科学的なトレーニングは、選手の未来の可能性を奪う「傷害行為」に等しい。そう結論付けるのが、合理的思考です指導者の皆様には、プライドや過去の成功体験を一度リセットし、スポーツ科学の最新の知見を学ぶことを強く推奨します
3、野球だけではありません。今は知りませんが相撲も凄いですよ。もう、40年近く前ですが後継者不足が始まっていた相撲界は相撲協会のお金で相撲部とか相撲クラブが相撲部屋に招待されて稽古をつけてもらう制度がありました。親方の親戚という兄弟も来ていて、それが若貴兄弟でした。ちゃんこ番のお兄さんが、壮絶な可愛がりで凄まじい状態だったのを見た貴乃花が 「自分達の世代で悪いことはやめさせないとならないな」と言うので、 いや、こんな世界に入らないよ。と返答したらプロになりたい前提の稽古に来てるのにならないのか!と言われましたが、あんな凄惨なリンチがある世界に入れませんよ。 でも、彼は横綱になって親方になって、可愛がりは減らせたのだろうか。
4、大抵の学生スポーツの不祥事の発端とか原因って寮が密閉空間になってることじゃないですかね?県外から来る子も多いのだろうから寮自体は必要なのだろうけど、悪事を隠蔽しづらくなる環境にすることはいくらでも出来るだろうと思うのだけど。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2d64ec41259110ee5391aacc84a0ae37dc3dbc6f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]