事件概要:2025年8月5日、農林水産大臣小泉氏は記者会見で、政府が行っている備蓄米の随意契約による販売で、申し込みを行った事業者からのキャンセルが相次いでいることを明らかにしました。キャンセルされた量は合計約29,000トンに上ります。この事態は、8月末の販売期限が迫る中、物流や精米の遅れにより、申請された米が8月中に届かない状況が生じたためです。
小泉大臣は、「現場での出庫のスピードと量が望まれている水準に追いついていない」と述べています。
コメント:今回の備蓄米販売に関する問題は、ただの物流の遅れにとどまらず、制度全体の構造的な欠陥を浮き彫りにしています。政府が備蓄米を供給するという責務を果たすためには、効率的な流通システムと期限を守る体制が必須です。しかし、今回のような状況では、販売期限の直前においても必要な米が届かないという重大な問題が発生しています。もし改善が求められないまま進行すれば、他の重要な事業にも波及するリスクがあると言わざるを得ません。
改善策としては、まず物流と精米の体制強化が求められます。例えば、民間企業と連携し、より効率的な流通網を構築すること。次に、事業者が申し込み時に実際の出庫能力を正確に見積もるための基準を設けること。
そして、販売期限を柔軟に調整できるようにするなど、制度の見直しが必要です。このような対応がなければ、再発防止の道は開けません。
ネットからのコメント
1、安価にコンビニや食堂に卸してくれて値段が安くなるとサラリーマンとしては嬉しいのだけど。給食でお腹いっぱい混ぜご飯とかでもいいですね。美味しいのであれば。
2、8月31日迄に売り切るのが条件の備蓄米を、出荷は早くて8月20日以降と突然言われたら、精米や再包装や輸送の日数を考えたら取消申請を行うしか手が無い。重農機賃借や給水車配備も何もしていない事から、口先だけというのが良く判る。今年は米どころか農産物は旱魃の被害が甚大なので農林水産大臣の知識と経験と対応力が試される。
3、たくさん備蓄していても、イザという時に何カ月も食卓に届かないようでは備蓄になっていないのと同じではないか。災害時の緊急物資が何カ月後に届いても手遅れだろう。下手すると国内備蓄米よりも輸入米の方が早くて安かったりして。
4、備蓄米など見かける機会も無かった。低賃金で共働き世帯では、店頭に並ぶタイミングで購入は難しく、時間に余裕ある人が何度も並んで購入出来たと喜んでいました。
まぁ5kg50~80円ほどのお米を高額で政府が販売していると思えば、買う必要はないかな。我が家は新米の価格を見てパン食に移行するか判断します。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/014553f8f14d6ade7f78e0d61881ac154835f74a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]