事件概要
相撲協会は、八角理事長(元横綱・北勝海)のもと、親方に対する「70歳定年制」の導入を検討している。この動きは、2021年の改正高年齢者雇用安定法に基づくもので、企業の努力義務として定年を70歳まで延長することが求められている。相撲協会ではすでに2014年から65歳から70歳までの再雇用制度を導入し、現在8名の親方が再雇用されている。
しかし、年寄名跡が105しかなく、再雇用された親方が増えることで現役力士が協会に残れなくなる懸念がある。さらに、定年延長が実現すれば、八角理事長のような定年を迎える親方が長期間、理事として続投する可能性が高まる。
コメント
相撲協会の定年延長の検討は、現行の制度をさらに不安定にする可能性がある。すでに年寄名跡は105と限られており、再雇用された親方が増えれば、現役力士が協会に残る道がますます狭くなる。親方たちが年寄名跡を獲得できず、現役を引退できない場合、角界の将来に深刻な影響を与えるだろう。特に、過去には名跡の不足が原因で多くの力士が廃業に追い込まれている。さらに、定年延長が進めば、八角理事長のように定年を迎える親方の続投が可能になり、組織の変革が進まない恐れがある。
この問題を解決するためには、名跡の数を増やすこと、再雇用制度を透明化すること、そして現役力士のための道を開く仕組みを構築することが求められる。
ネットからのコメント
1、八角が理事長継続したいがための提案でしょ?とにかく今の体制を1回解体しないと、公益財団法人としての運営として全く正当性がない。そして、定年だけでなく、理事の任期が2年なら、最長5期とか理事長3期とか上限をつけるのが妥当かな、と。千代の富士を冷遇し、貴ノ花を追い出し、白鵬も締め出し、二流横綱がこれだけ長い間、権力に座れる構造自体が問題では?それに力士上がりでないと協会の運営に関われないと言うこと自体ももう見直さないといけない時代ではと思う。
2、この動きが本当でそのまま実施されるようなら八角体制を維持したいがために八角理事長が協会の地位しがみついている感じに見えてきますね。理事長になってからも変化を嫌って何ら変えてこなかった人なのに。時代の流れで変わっていくものがあるのは普通だし定年退職の年齢が上がるのは今の社会を鑑みても有りなのかもしれませんが、それなら年寄名跡の制度の在り方にも手をつけるべきではないでしょうか
3、65歳定年、70歳まで再雇用OK、ただし再雇用後は現役時代の四股名を名乗る、ではダメなんですかね…最悪、70歳定年でも65歳からは現役時代の四股名を名乗る、でもいいです。年寄名跡が足りなさすぎて、親方としての活躍も見込める力士を流出させてしまうのは大いなる損失です。
4、まず協会所属の指導者である親方が、年寄株を個人でやり取りしているのが問題。そりゃ株を譲らない親方もいるよ。あと再雇用に関しては株を返上し、部屋付きの指導員扱いにすべき。株は増えないうえに5年空かないと回らなくなるよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f19d8492dbc9aeb8889d9d3b899be4cbe279e77a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]