広陵高校野球部は、1月に部員間で暴力行為が発生した問題が注目を集めている。この暴力行為では、当時2年生の部員4人が1年生の部員に対し胸ぐらをつかんだり、頬を叩いたりした。被害を受けた1年生はその後転校を余儀なくされ、学校は2月に日本高野連に報告を行った。高野連は3月に広陵高校に厳重注意処分を下し、甲子園出場には影響がないと決定。
さらに、今年6月には元部員からの暴力行為の申告を受け、学校は第三者委員会を設置し調査を進めている。このような問題を抱えながらも、広陵高校は第107回全国高校野球選手権大会で旭川志峯に3-1で勝利を収めた。
中井哲之監督は試合前の取材で、「今は頑張るしかない。反省すべきは反省してきて、この大会を迎えていますので。目の前の試合を全力でプレーするだけです」と述べ、チームは問題を乗り越えて試合に臨む意向を示した。
広陵高校の暴力行為問題には、学校の対応の遅れや、指導者の責任が問われるべきだ。部員間の暴力は、単なる悪ふざけや一時的な感情の爆発ではなく、根深い指導体制やコミュニケーションの欠如が原因である可能性が高い。現状、問題が発生した際の迅速で適切な対応が不足しており、学校としての信頼回復には時間がかかるだろう。
まずは学校内での暴力防止教育を強化し、外部の第三者委員会による継続的な監視体制を整備すべきだ。加えて、監督やコーチに対する徹底的な指導や研修を行い、暴力行為を未然に防ぐための意識改革が必要である。また、暴力行為に対する処罰を厳格にし、再発防止策として匿名での通報制度を導入することが求められる。
学校や指導者がこの問題にどれだけ真摯に向き合い、根本的な解決に取り組むかが、今後の高校野球に対する信頼を左右する。
ネットからのコメント
1、中井監督にとってはおそらく甲子園出場、そしてそこで勝ち上がることが絶対的な正義なのでしょう。平常時であれば立場上当然かと思います。しかし、高野連に報告した内容と被害者側の主張する内容には大きな隔たりがあり、被害者側が納得していない事実があります。その部分を全く無視した発言は不快感極まりないですね。高野連が出した処罰をこなしたのだから、後は知りませんとは現時点ではならないですよ。これはあくまでも憶測にすぎないのですが、おそらくベンチ入りメンバーは、外部との情報が遮断されている(スマホ等使用禁止)のではないでしょうか?勝ち上がるためにこのような騒動になっていることを隠蔽し、試合に集中させる。
もしそうであれば中井監督はとても恐ろしい方です。
2、明らかな時間稼ぎを高野連と学校はやらかしましたね。そこも第三者委員会がチェックできるのか疑問はある。7月に診断書付き被害届が受理された時点で被害者は高野連と学校に通知しており、早急な対応が無かった点も疑念があるし、被害者発信ではあるが警察から学校が甲子園前を理由に捜査拒否されている旨の報告がされている。だとするならば、やはり出場ありきで時間稼ぎをした可能性があり、しかも試合前日に高野連は3月に学校から報告された内容で厳重注意処分済みと表明し、試合終了後直後に新たな暴行疑惑について学校側が第三者委員会設置されたこととその報告待ちという発表も悪質さを感じる。なぜならば、試合前に表明できたものを敢えて試合終了後直後に表明した。ここに高野連と常連校という旧態依然の悪習と強行出場ありきは否めない。
3、出場辞退しないまでも、最低限加害者はベンチ入りメンバーから外すべきではなかったのか?被害届が受理されている状況下、これから捜査が為されるものと思われるが、監督により被害届に対して口止め強要疑惑があり、これが事実であれば暴力以上に悪質。
逮捕、収監の可能性もあると思う。
4、人の心情として旭川を応援してしまいました。その様な思いになるというのもどうかとは思いましたが、誹謗中傷とかでは無くて、出場している事に多少の違和感を覚えてしまいました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/65f02001c80e0038784f749c185c420c6d36a022,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]