事件概要：東北地方に住むAさん（52歳）は、息子の大学進学に向けて学費の現実に直面。国立大学でも初年度に約100万円、私立大学ではさらに200万円以上かかることが判明し、家計の重圧を感じる。月収45万円の家庭では、2人の子どもの大学費用を自力でまかなえず、奨学金を借りさせる決断をする。しかし、長男は奨学金返済に追われる未来に不安を抱き、希望する企業よりも「高い給料」が必要と感じるようになる。

現在、奨学金を借りる学生は半数を超え、返済負担が若者に重くのしかかっている。学費の高騰と所得の停滞という構造的問題が背景にあり、奨学金の返済を支える社会的仕組みの必要性が提起されている。

コメント：現在の奨学金システムは、教育を受けることが経済的な負担となり、未来の選択肢を狭めるという矛盾を生んでいる。高騰する学費と伸び悩む所得の中で、学生たちは未来を見据えた選択をしなければならない状況にある。しかし、これが親と子どもの双方にとって精神的な負担となり、就職活動においても「やりたいこと」ではなく、借金返済が優先される現実が待ち受ける。この現状を打破するためには、まず教育費の負担を軽減するための政策改革が必要だ。奨学金返済支援を企業が支える制度の拡充は、社会全体で負担を分かち合うための第一歩となるだろう。

ネットからのコメント

1、ぶっちゃけ社会人になってみて普通に働いてみてわかったけど300万程度の借金、つつましくやってれば数年で返せるというか…コンビニを我慢して月数千円、友達との遊びを月一断って数千円、お米だけは炊くとか自炊を頑張って月数千円、ウーバーは使わない。それだけで月2〜3万は返済に上乗せできます。お金ない人はお金使いすぎなんですよ。「みんなこれくらい当たり前に使ってる」に踊らされてる。

2、月収45万なら国立大学進学できると思うんですが。自宅通学なら。我が家はその半分ほどの収入で、私大に自宅から通学させてます。子どもには「収入が低いので大学にいきたいなら、給付型奨学金をもらえるよう学力を」と中学生の時から話をし、幸いその通りにいきました。学資保険も子ども用貯金もしました。将来を見据えた計画をきちんと立てないとお金はどれだけあっても足らないと思いますよ。

3、子供が生まれたら教育費くらいは少なくても貯めておくものだとまずは思うが…行き当たりばったりの家計だとしても月収45万あれば家から通う国立くらいは行けると思う。

ほんとに無理なら通信制がある。お金が厳しいけど本当に勉強したいのなら通信もありだ。医療とか工学系は通信では難しいけど、そちらに行きたいのなら奨学金を借りてでもいくといい、就職は困らない。

4、世帯月収45万もあるのに、国立大学へ奨学金無しで行かせられないなど、親の怠慢でしかない！自分は親に奨学金を借りずに行かせて貰ったのに、息子に奨学金を借りさせるなど、月収45万では考えられない！普通なら、少し無駄を切り詰めたら余裕で行かせられる世帯月収だと思います！