事件概要
2025年7月31日、デンマーク北部オルボー市のオルボー動物園が、ペットとして飼われているニワトリ、ウサギ、モルモット、ウマなどを動物園に「餌」として寄付するよう呼びかけました。動物園は、寄付された動物を専門職が人道的に安楽死させ、捕食動物の自然な食物連鎖を再現する目的で使用すると説明しました。
寄付された動物は餌として提供され、動物園側は浪費の削減と福祉の確保ができると主張。これに対し、寄付に賛同する意見もあった一方、ペットを餌として提供することへの反発が広がりました。このような動物園の方針は過去にも論議を呼び、特に2014年に健康なキリン「マリウス」を安楽死させた事例が注目されています。
コメント
動物園のこの発表は、動物福祉と人道的なアプローチに基づく選択をしていると言いますが、実際には命の価値を軽視する側面を持っています。動物園側の「自然な食物連鎖を再現する」という理屈は理解できるものの、ペットを餌として提供するという行為はその命を商品化し、飼い主に無情な選択を強いる結果となります。加えて、命を尊重する理念が動物園運営において最優先されるべきであり、このような方針は制度的に改善の余地があります。
まず、動物園が命のリサイクルではなく、福祉と安全を最優先するために取り組むべき方法として、避妊や繁殖管理に注力すべきです。次に、動物が余剰として生まれないよう、繁殖計画をより厳密に管理するべきです。そして、最後に、必要な施設の拡充と飼育動物の福祉向上を重視する体制の構築が求められます。命の価値を尊重する社会であれば、動物の命を「リサイクル」するという発想を根本から見直さなければなりません。
ネットからのコメント
1、理屈は分かる、でも自分が可愛がっていたペットを餌として提供できるか?と聞かれたら絶対に無理ですね・・・は虫類を飼っている人は自分で例えば餌のマウスを繁殖させている人もいますよね。YouTubeなどにも、サイズごとに綺麗に分けて繁殖させている動画も上がっています。または、冷凍マウスとして売っているということは餌として繁殖させている人もいるってことですよね。
動物園も餌として鶏やウサギなどを自家繁殖させたらいけないものなのでしょうか?
2、ペットをこんな結末にするなら最初から動物を飼ってはいけない。命を預かったなら最後まで飼育することべき。途中で嫌になり、餌として動物園に提供する事で責任を果たしたと勘違いする輩がいないか心配だ。そういった事から、動物園側も誰でも何でも受け付けてはダメだと思うし行政も規制しないといけないと思う。
3、動物をもっと自由に、自然に返すことが一番好ましいのではないでしょうか。この動物は餌にしてこの動物は絶滅危惧種だから大事にしてと人間の価値観を動物に当てはめることが間違いだと思います。生き物全て命の重さはかわりません。人間の思いであらゆる動物の命を奪わないでほしい。動物の生き方を学びたいなら車でジャングルをかけまわればいい。わざわざ自然から人間の住むところに連れてこない方がいいです。
4、ライオンなどに愛玩動物の肉を食べさせることよりも、「不要なペットを寄付して」のようにペットの飼育放棄を容認するような呼びかけの方が問題だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f2462d72fed1fa9d83a424ed58b857ed33c102c3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]