8月11日、卓球のWTTチャンピオンズ横浜男子シングルス決勝で、日本の張本智和(世界ランク4位)が中国の王楚欽(同2位)を4-2で破り、3年ぶり2度目の優勝を果たした。試合は張本が第1ゲームを先取し、第2ゲームでも5連続得点で勢いをつけ、最終的に3ゲームを連取。王楚欽が反撃するも、張本が6ゲーム目を制し、メディカルタイムアウト後に決着をつけた。
試合後、張本は感情を爆発させ、上半身を裸にしてユニホームを掲げるパフォーマンスを行い、これに対して中国メディアは批判的な声を上げた。また、タイムアウトのタイミングに関しても、王楚欽の追い上げの流れを断ち切ったとして議論を呼んでいる。
張本のパフォーマンスは確かに感情的だったが、勝者が勝利の喜びを爆発させることは、スポーツの一部として理解できる部分もある。しかし、問題はその表現方法にあり、特に敗者への配慮が欠けていたことが指摘されるべきだ。感情が高ぶるのは当然だが、敗者への敬意を持つことはスポーツマンシップの基盤である。張本が感情を抑え、より落ち着いた態度で勝利を祝うことが求められていた。また、メディカルタイムアウトを試合の流れに大きく影響させる場面での使用が、勝利を正当化するために不適切なタイミングであったことも問題視される。
これに対して、今後はルールやタイムアウトの使い方に対するガイドラインを強化する必要があるだろう。
ネットからのコメント
1、タイムアウトについては負け惜しみの言い訳でしかない。ルールに則って張本が勝った。ただパフォーマンスは卓球の品位を傷つけるものだったと思う。日本メディアは、かつて馬龍の台乗りや張継斗のユニフォーム破り、靴宣伝とか問題にしてきたんだから、今回の張本の行動を咎めて然るべきではないか。今までの日本代表はオリンピックで金メダル取ってもこんなことしていない。張本にはみんなに認められて尊敬されるチャンピオンになってほしい。
2、過去に中国選手が何をしたかは関係無いと思います。張本選手が服を脱いだことは、礼儀に欠ける行為だと感じます。感情を爆発させた理由が彼にあったとは思いますが、対戦相手への敬意が大事だと感じます。
3、「メディカルタイムアウト」に就いての見解、判断、適用のルールが浮き彫りになった。当然予測できたケースだが、事前になにも策が講じられていなかった。商業主義に力を入れすぎて地に足を付けていない、日本中国をはじめとする国際各国卓球組織の落ち度だと思う。
早田選手の試合の例では、選手には気の毒だが、コーチが接触した時点で、ルール違反だから、失格とすべきであったと考える。
4、相手へのリスペクトMAXだから感極まっているんだろうけど。屋外競技のサッカーでもユニ脱ぎ禁止なので、屋内競技の卓球では「禁止されてなかったの?」という感覚はある。大会の場へのリスペクトという点では微妙だが、禁止されてないなら仕方ないのかも。気になるなら禁止の議論はあってよい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/af0bcc9c657c8a79ebcb83786af1f788773c2561,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]