衆院は8月5日、選択的夫婦別姓制度に関する立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の3つの法案について、継続審査とすることを賛成多数で決定した。これにより、秋の臨時国会で再び審議が行われる。一方、法務委員会での継続審査に参政党と日本保守党は反対を表明。参政党の吉川里奈議員は「移民や治安などが優先課題」と主張し、日本保守党の島田洋一議員は「撤回すべき」と発言した。
制度の優先順位を論じることは重要だが、選択的夫婦別姓制度を後回しにし続けるこの姿勢には深刻な問題がある。結婚によって姓を変えることが当然とされる現行制度は、個人の尊厳と自己決定権を軽視しているにもかかわらず、「今は他に重要な問題がある」という言い分で、数十年にわたって議論の棚上げが続いてきた。
根本的な問題は、個人の権利を「後回しにしても構わない」とする政治文化にある。制度上の差別を放置し、「生活に直結しない」と切り捨てる姿勢は、国家の成熟度を損ねる行為だ。
解決策としては、①継続審査ではなく期限付きでの採決義務化、②国民的議論を喚起する公聴会の開催、③個人の権利に関する法案を優先的に審議対象とする委員会ルールの見直し、などが求められる。
国民の生活とは、治安や移民問題だけではない。尊厳ある日常の積み重ねだ。
小さな「不自由」を放置する社会に、真の安全や公正は訪れない。
ネットからのコメント
1、選挙では、選択的夫婦別姓問題よりも、明らかに外国人問題の方に強い関心がありました。伊万里市での殺人事件もありましたし、国民の不安はかなり高まっています。移民問題を最優先にしてほしい。そもそも選択的夫婦別姓に賛同している人は選挙中訴えていましたか?選挙では言わず、国会では言う、国民を蔑ろにしていると感じます。日本人にとって必要な法整備をしてほしい。
2、左派系政党が今回大幅に票を落としたのは、こういったイデオロギーを国民は重視してないということだと思う。これに限らずLGBTQ・SDGS・ポリコレ・移民政策など、理想論ばかりを唱えて現実を見ていない。国民はこんなことより、外国人による治安の乱れを憂慮してるってのが事実として出てるのに、そこを全く反省していない。このスタンスを続ける限り彼らの凋落傾向は変わらないと思うが。
3、選択的夫婦別姓制度は強制的親子別姓制度であり、子供が生活する上で色々な弊害が出てくる。 特に、学校や病院など日常の場面において親子関係の証明が必要となり、余計な手間や面倒が生じる。
そして、夫婦別姓制度を推し進める政党は、多様性を受け入れろという政党が多いが、選択的夫婦別姓は反対だという意見も多様性の1つと考えて受け入れるべきだ。
4、夫婦別姓なんてどうでもいいんだよっていうこの言いにくいマジョリティの国民の本音を正面切って言い切れる政党は今までなかっただから支持が伸びた異様に声の大きい少数意見に対してホイホイ国が付き合っていてはキリがないこれだけ国民が疲弊している時に議論する話ではないというド正論
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/04818a5fb5d50cabc233fea98065df06bb281a89,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]