米国がベネズエラから制裁対象の原油を受け取ることを発表しました。トランプ大統領は、原油が市場価格で販売された後、その代金が両国民のために使われると述べています。原油は船舶で米国に直接運ばれる予定で、エネルギー省のライト長官に計画の遂行を指示しました。この背景には、昨年12月に米国がベネズエラを出入りする石油タンカーを封鎖したことがあり、これにより原油の輸送が困難になっていました。詳細な合意内容は明らかになっていませんが、トランプ氏はベネズエラにおける石油利権獲得に意欲を示しています。米石油企業幹部とも近日中に会合を予定しており、ベネズエラの石油インフラ再建への協力を模索している模様です。米内務長官は、ベネズエラの原油生産量増加に向けた制裁緩和や技術提供も視野に入れていると話しています。

このニュースは、ベネズエラの政治的および経済的状況における不透明さが浮き彫りになった一件です。
米国による厳しい経済制裁にも拘らず、ベネズエラがこれほどの規模で原油を提供せざるを得ない状況は憂慮すべきです。このような資源取引の背景には、両国の利害が交錯しており、一部の政治的な動きが裏にはびこっています。まず、ベネズエラの人々がこの決定の恩恵を本当に受けることができるのか、疑問が残ります。加えて、制裁を受けつつも原油供給を進める理由が、真に経済再建を目指してのものなのか、あるいは限られた利益団体のための行動なのか、透明性が求められます。次に、トランプ政権がどのようにしてこの資金を「両国民のために」活用するのか、具体的なプランを明示しなければ、市場の信頼を失う恐れがあると考えられます。さらに、国際社会として、このような資源取引が国々の間での不公正な力の行使とならないよう、法的かつ倫理的な枠組みの整備が必要です。最後に、政治の駆け引きに終始するのではなく、ベネズエラの困窮する人々へ向けての支援を優先するために多国間協力が不可欠です。この事件は、国際社会が資源問題に対処する際の倫理的判断と実効的な行動の必要性を強く浮かび上がらせています。
ネットからのコメント
1、アメリカがインフラを整備し、石油王国に復活させられるならベネズエラにも利はあるが。石油利権だけ寄越せ、あとは知らんって感じなら身勝手すぎる。アメリカにはベネズエラ国民の生活を保証する義務がある。
2、誰が老朽化しまくった設備に金を投じるのか⋯と思ったけど、今でも米国は年間5000万バレル程度はベネズエラの原油を輸入しているらしいもちろんこの量は米国全体の輸入量の数パーセントというレベルで大したことはなく、いざとなったらシェールオイルの輸出を止めればよい話でしかない要するに対内的に作戦の成果をアピールするためのもので、実際は単なる現状維持ということではなかろうか
3、いくらベネズエラが麻薬取引に関与し、まともな国家で無いとしても、アメリカが原油を手にしていい理由には全くならないだろう。やっていることはロシアのウクライナ侵攻よりももっと酷い大義の無い侵略行為そのものではないか。世界の大国アメリカがこのような力での現状変更を肯定してしまうと、中国含めて他国が何をやっても良いというモラルハザードの状況を招く。
しかし超大国アメリカであっても、恨みを持った者の小さなテロ行為まですべてを防ぐことはできないので、今後はアメリカ国内含めて治安が泥沼化していくのではと危惧する。
4、4,000億円規模の原油売却益をトランプが直接管理するというのは、民主主義国家の統治システムとして非常に危うい。本来、予算の決定権は議会にあるはずで、公金と個人の裁量の境界が曖昧になれば、それはもはや独裁に近い手法ではないか。この巨額の資金が透明性をもって運用されるのか、米議会や国際社会が厳しく注視する必要がある。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d29de0004c7ae150d6311474f0e6d794b9b5ac59,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]