事件概要:2025年8月7日、百田尚樹氏(日本保守党代表)がXに投稿し、広島市の原爆慰霊碑に刻まれている「過ちは繰り返しません」という言葉について言及した。百田氏は、この言葉が自虐史観に基づいており、日本が原爆投下に責任がないことを強調。広島で行われた平和記念式典で何人かがこの言葉を述べたことに違和感を示し、アメリカ合衆国が投下した原爆の責任を日本が背負う必要はないと主張した。
さらに、碑文の「過ちは繰り返しません」の主語が「人類」であるとする解釈に疑問を呈し、他の歴史的事件に照らしても不適切だと批判した。
コメント:百田氏の主張は、原爆投下に関する日本の立場を再確認する重要な問いを投げかけています。広島の慰霊碑に刻まれた「過ちは繰り返しません」という言葉には、戦争の悲劇を繰り返さないという強い願いが込められていますが、それが日本の責任を問うものとして解釈されることは違和感を抱かせることも理解できます。確かに、戦争の結果として受けた犠牲に対する責任を、被害者側が一方的に背負い続けることには不公平感がついて回ります。しかし、重要なのはその言葉が示す「人類共通の教訓」としての側面であり、過去の誤りを繰り返さないための社会的な約束として受け入れることです。責任の所在を明確にしつつも、未来に向けた平和の誓いとしてその言葉が持つ意味を再評価することが求められます。
ネットからのコメント
1、戦争をしたことが過ちだと教えるのは教育でも何でもないと思います。例外がないとは言いませんが、普通、誰も好き好んで戦争はしません。それでも戦争に進まざるを得なかった背景に何があったのか?そこをきちんと教え、学ぶことが教育だと思います。
2、アラフィフ広島市民です。私は慰霊碑の文言は、全人類の愚かさだと捉えていますので特に違和感はございません。それよりも、親族にも原爆で亡くなった方々が「安らかに眠って」くださる事が一番大切だと思っています。
3、百田さんが言ったからとか、この方を支持するしない関係なく、原爆の被害者は過ちをおかしていません。戦争にもルールがあります、国際法を無視して無差別に市民虐殺を狙ったアメリカ軍が、過ちをおかしたのではないでしょうか。東京大空襲と原爆に関しては、過ちを繰り返させませんだと思います。オールメディア、これまではそういう事は触れず反省するように報道してきました。原爆に関しては、国際法違反で受けた被害者が、なぜ反省しなければならないのでしょうか。
4、私はずっとおかしな言い方だなと疑問を持っていた。
何故被害に遭った日本人がそんな言い方をするのか。幼い頃からそんな自虐史感を刷り込まれ、おかしさに気付きながらも何も言わない風潮が日本を更に弱くしてきたのではないか。蒸し返すつもりも補償請求するつもりもないと百田氏も言っているが、もう80年も経った今、私もアメリカから謝罪の言葉を日本人として聞きたい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5db1882b82ccf0bdd0786c0c566204c6b5751e29,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]