事件概要:2023年7月の参院選の開票作業で、東京都大田区の選挙管理委員会が無効票を水増ししていた問題が発覚した。7月20日から21日未明にかけて行われた開票作業で、実際の投票数に比べ、選挙区で2590票、比例代表で2588票少なかったため、無効票を追加して帳尻を合わせたとみられている。水増しを行った人物や指示した者は不明だが、選管事務局長は調査で不在者投票者数の二重計上が原因だと説明。
区は現在、職員への聞き取り調査を続け、警視庁にも相談している。
コメント:このような選挙に関わる不正行為は、民主主義の根幹を揺るがす問題である。特に、公職選挙法に抵触する可能性があり、選挙管理委員会はその責任を重大に捉えるべきだ。無効票を水増しして帳尻を合わせるなど、透明性を欠く行為は、選挙結果への信頼を一気に損なう。本件の問題を根本から解決するためには、まず、選挙管理委員会の体制強化が必要だ。選挙の監視体制を強化し、職員への教育や監査を徹底させることが求められる。また、選挙作業のデジタル化や監視のシステム化を進め、手作業によるミスや不正を防ぐ仕組みを整えるべきだ。加えて、不正を犯した場合の厳罰化を進め、選挙に対する信頼回復を図る必要がある。このような問題が繰り返されることは許されず、速やかに再発防止策を講じるべきだ。
ネットからのコメント
1、先月20日の投票から2週間以上も経ってからのこの対応はお粗末すぎますね。民主主義の根幹である選挙の投票で行政が不正を行うなど言語道断ですよ。選挙管理委員会の幹部は全員懲戒免職か辞職すべきなんじゃないですか。しかも誰が水増しを判断して実行したか不明だがなど誰が信じるんですかそんな話。公職選挙法違反で警察は徹底的に捜査して判断した者、実行した者を逮捕して全てを明らかにしてほしい。
2、業務に忙殺されて、発表が遅くなったなんて、通常は考えられませんね。合わなければ1番最初に報告が行くはずです。明らかにそのまま水増しを隠蔽しようとしていたような気がします。そしてもう一つ、誰が判断したのか不明との事ですが、これもありえないでしょう。こんなことはわからないはずありません。職員が勝手にできるはずないんだから、必ず決裁した人間がいます。これもそのまま隠蔽するつもりでしょうか。ちょっとあまりにも不誠実な隠蔽体質がひどすぎて、徹底的に第三者が関与して調査するしかないでしょう。
3、これがまさに「公務員の仕事」なんですよね。
民間企業が同じような不正や誤魔化しをすれば、徹底的に責任を追及され、謝罪と処分は免れません。それなのに、自分たちの不祥事となると「誰が判断したか分からない」「忙しくて余裕がなかった」と言い訳のオンパレード。これでは信頼など築けるはずがありません。公正であるべき選挙業務に対するこの甘さ、納税者として看過できない問題です。本当に職務に誇りを持っているのか、問い直してほしいものです。
4、責任ある管理が行われていないからこうなる。特定の活動は、持ち場というものがあって全体として間違いのない活動をするためには、各々が各々の領分を正しく行うことが求められる。例えば選挙なら本人確認するひとと投票用紙を渡す人、投票用紙を選挙区、比例と別々に渡すことなどきちんと実践されている。一方で、これらが全体として”整合性”を持っているのかをチェックする必要がある。”整合性”とはこれらの工程が正しく構成実施されているかと、得られる結果が正しいかどうかである。その為にはその確認検証の仕組みが必要。今回、「不在者投票分が~」ということだが、こんなのは確認検証の仕組みがきちんと回っていれば起きなかった。
確認検証の仕組みがないはずもなく、その仕事をきちんとしなかったことが原因だろう。「なぜこの作業があるのか?」が理解できてないと起きる問題だ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b4a4e2667d2000ee3b361646abca6503691e4de1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]