この会社は、「オールドルーキー株式会社」といい、40歳以上で業界未経験の人を対象に採用する特異な方針を掲げる総合保険代理店です。2019年に設立され、定年はなく、50代から未経験で入社し最高月収が190万円を達成した社員もいます。入社後はしっかりしたサポートと教育を受け、社員には60代前後の人も多数います。現在、45歳以上の転職希望者は400万人を超えており、これは就職氷河期世代にあたります。
代表の荒井将貴氏は、能力があるのにチャンスに恵まれないミドルシニア層を支援する目的で会社を設立。40代以上の人は顧客につながる人脈が豊富で、経験を活かし困難を乗り越える力を持っています。
この会社の存在は、就職市場の大きな問題点を浮き彫りにしています。年齢による選別が行われることで、多くのミドルシニアが不遇の状況に置かれる現状は見過ごせません。制度の欠陥として、年齢に基づく雇用の偏重が日本の労働市場に蔓延していることを指摘する必要があります。まずは、年齢ではなくスキルや経験を評価する採用基準への転換が求められます。次に、中高年層が自身の経験を活かせる教育機会の拡大や柔軟な雇用形態の導入も効果的でしょう。そして、企業が年齢に関係なく成果を評価できる文化を確立することも重要です。これにより、年齢にとらわれず活躍できる環境の整備が可能となり、社会全体の労働力を最適に活用できる未来が開かれるでしょう。
代替の道を示すこの企業の取り組みは、働きたい人々への光であり、長く働く喜びを提供する社会の一端を示します。
ネットからのコメント
1、若い人の離職防止とか取り組む企業もあるので、そういった取り組みを排除しても40代以上なら定年退職まで勤めてくれるってことでしょうかね?なんにしても40代の自分としては、こういった企業の取り組みは嬉しいです。
2、正直、メンタル面の強さで言ったらこれら氷河期世代は基本的に強いよ。なにせ学生時代は教師から多少の暴力は当たり前、新卒の頃からは多少な理不尽なパワハラには耐えるのが当たり前という環境で育ってきた訳だし。いまの20代みたいに嫌なことがあったら「転職します」ということも年齢考えたら早々ないだろうし、考えようによっては良いアイデアだと思う。問題あるとすれば加齢からくる物覚えの悪さ、頑固さ、体力気力の衰えなどどうしようもないところをどうするかだろうね。でもこういう取り組みは素晴らしいと思うのでぜひ頑張って欲しい。
3、バブル期に大手メーカーに入社して研究開発を長年やっていて早期退職しましたが人材不足といいながらほとんど40代後半などになるとほとんど年齢制限で中途採用するところってないですよね。
技術職以外でもハローワークにある求人見てると〜歳までっていうところがほとんどで体力も能力あるシニアも再就職諦めざるを得ない人多いだろうなって印象ですよ。国は財政面でもシニア世代にも働かせたいみたいようですが雇用の面では全然再就職の環境を整備してませんよね。みな50歳ぐらいになったら清掃か警備をやれ言われてるように感じるわ。
4、人生経験が長ければ、それだけ当たり前に気づき、できることも多い。若手が不足で人手不足、人手不足と言っていますが、その仕事、40代以上でもできるのでは?と思う求人がいまだに多くある。どの世代になっても働ける環境こそ、若い世代が安心して働き、転職していける社会基盤で求められていることなんですけどね
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bc3c6f9ccf420933b5b33f1f1a99e25e09f0a2af,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]