北陸新幹線の敦賀以西の延伸は、小浜・京都ルートが決定されていましたが、近年の情勢で米原ルートが再浮上しています。京都の反対や財政負担の懸念から、小浜・京都ルートは不透明さを増しています。7月20日の参院選では米原ルート支持の新実彰平氏が勝利し、与党PTの再検討指示が出されました。大阪の吉村知事も早期開業のため比較検討を要望、滋賀県の三日月知事は米原ルートへの抵抗を示しました。
JR東海社長は米原乗り入れの困難さを指摘し、議論は混沌としています。
北陸新幹線延伸計画は、選定されたルートが再考される状態で、多くの問題を孕んでいる。一度決定した「小浜・京都ルート」に対する批判の声が根強く響く中、米原ルートへの期待が浮上している現状は、まさに優柔不断から生まれた政治的な混乱と言えるだろう。トンネル工事に伴う残土処理や地下水問題、財政的負担は地域住民にとって大きな憂慮材料だ。こうした声を無視して強行すれば、未来にわたる環境負荷と財政圧力は計り知れない。徹底した環境への配慮、地域住民との協力体制の構築、それに加え費用対効果を考慮した透明な計画策定が必要だ。更に、他ルートを擁護する声を封じ込めるのではなく、他地域との調整も考慮すべきだ。新幹線の利便性を享受するための代償が持続可能な形であるべきであり、それを怠ればただの短期的な利益に終わる可能性が高い。
地域社会と環境に真摯に向き合った計画が求められる。
ネットからのコメント
1、小浜・京都ルートの開通は、今から40年後くらいと言われています。推進している人の多くは新幹線の開通を見る事はありません。開通を見る事が出来ても、乗る機会はほぼ無いでしょう。また、100キロを超えるトンネルを掘り進めて途中で工事が止まる事も想定されます。だからと言って、米原ルートも困難なわけで・・・金沢⇔敦賀の新幹線を廃線(もしくはサンダーバード専用線)にして、もう一度サンダーバードを金沢まで走らせれば全て解決は出来そうですがね。
2、米原ルートが本来のルートです、分割民営化をしたから西日本は米原ルートでは取り分が減るから認めたくないでしょうね。今でも1時間1本は米原~新大阪まで入れる余地はあります、東京~名古屋までにこだま号が1本減ります、現実的に技術面を除いて、1時間1本が北陸新幹線が新大阪まで乗り入れ、あとは米原で対面乗り換え、リニア全線開通後は線路に余裕があるので、直通が可能、後は利権だけですね、京都市にトンネルを掘るのは現実的ではありません。
3、米原ルートは無理だろうな。新駅が出来るわけでもなくただ建設費を払わされ並行在来線を押し付けられる可能性がある。米原乗り入れはJR東海の言う通り無理だとすると米原駅を大改造して乗り換えに対応させる必要もある。今のまま敦賀止まりでいいんじゃないか。
4、京都市内から新大阪まで都市化が進んでいるのにそこにほぼ全線地下で新線を造るというのがあまりにも費用対効果が悪すぎる。たぶんこの区間だけで2兆円以上かかるのでは?だったら米原ルートにして浮いたお金で京都と大阪の他の道路などに投資してもらったほうがよっぽど府民はうれしい。ほかの地方の国民も税金の無駄遣いをしてほしくない。あと福井県でも福井や鯖江武生の人は本当は米原ルートのほうがよいと思ってる。関西だけでなく名古屋にも行きたいが、今の敦賀と米原で2回乗り換えるのは致命的に不便。これが永続的になる小浜京都ルートは望んでない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d358ce5b9846ee0afe3d407b5bb26dc9a335d3bf,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]