日本の米農家は危機に直面している。過去15年で農家の数が半減し、米の作付け放棄が加速。山形県置賜地域では田んぼの4割が放置されている。原因は安価な米市場と高い生産コスト。菅野芳秀さんとその息子は、所得補償を求めてトラクターデモを実施した。一方、鳥取市では徳本修一さんが新しい栽培法で効率的な生産を可能にしている。米農家の所得補償が再び議論されており、制度の欠陥を補うための新たな対策が求められている。
現状の日本農業はまさに異常と呼ぶにふさわしい。自給率が高かった米の生産が激減するとは、農家にとっても国民にとっても深刻な問題です。本質は、農家が適正な利益を上げることが難しいという制度的欠陥にあります。まず、農家への安定的な所得補償を再導入すべきです。次に、国内外の成功事例を参考にした農業技術の革新を促進する政策が必要です。さらに、都市と農村の人材交流を進め、新しい担い手を育成する仕組みも不可欠です。米の生産減少は経済の消失だけでなく、文化や伝統の消滅さえも意味します。その影響の深刻さを社会全体で認識し、即刻行動に移るべきです。農業の再生こそが、日本全体の未来を支える鍵となります。
ネットからのコメント
1、現状への思いは一致している。「今すぐ現場を変革しなければ、日本の食糧生産は危うくなる」こういう少数の人たちにこそ、万全の支援をしてあげたい。大して予算も必要ありません。これほど多様な国土、おそらく解は一つではありません。失敗する価値があります。正直、記事の書き方は、揚げ足をとられるようなところが散見します。ただ、それは本質ではありません。まず、成功体験をつくること、そして、それらを他所に水平展開をしていくこと。それが見られれば、希望を持てるかもしれません。
2、昔やってた、食糧管理制度を再開するのがベストでしょうね。個人的には、どれだけ儲かるとしても稲作はしたくありませんけど。特に昨今の夏は、外で仕事とか、命の危険があります。気象状況も、昭和の頃と比べると、異常の連続。手間暇掛けて作った稲が一晩で消えたりってこともありそうです。#特に山間部とかだと、水の流れる勢いは平野部のそれよりすごいですし。それだけ大変なお仕事であり、その仕事がなければ国が成り立たないのですから、民間任せじゃなく、公務員化したり、しっかりお金を払うようにしないと。
国の仕事は金を集めることじゃない。集めた金を使って、国民を守ることなのだから。
3、いろいろ課題問題があるのが理解できるが、年金平均所得が9万円というが、その所得で農家をやっている人の収入源が知りたい。兼業なのか、補助金がどれだけ出るのか、納税はどうしてるのかとか。普通それでは暮らせないだろう。メディアが言わない、農家が言いたがらないところに、本当の問題点があるのではといつも思う。
4、昨年からの米価格の極端な値上りがいったいなぜ生じたのかが整理されないと、何とも言えないなぁ。生産者米価を上げる必要は間違いなくあるとして、米農家に支払われた代金が倍になったのでなければ、どこかで中抜きが発生したのは間違いないわけで。米農家の廃業が続くのは米の生産価格が売価に転嫁されていなかったのだから、そこは還元しないとこれからも米農家の廃業が続く。しかしながら、いきなり倍になったのでは消費者もついていけない。本来なら農政が調整すべきものなんで、今年はきっちり政治力を働かせて欲しいものだな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/8ef7c909cd83d7dee52b780e4181dd446b1fff98,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]