中国側からの連絡を受け、愛知県の大村秀章知事は8月12日に、8月24日から予定していた中国訪問を取りやめることを発表しました。訪問先は天津市と江蘇省で、5日間のスケジュールで計画されていましたが、中国側から「急きょ重要な公務が入ったため、対応が難しくなった」との理由で訪問が延期されました。大村知事は会見で、今後も友好交流を進める意向を示し、「外交日程というのはこういうもの」と述べ、日程調整を再度行う考えを明らかにしました。

大村知事の訪問中止は、外交の不確実さを物語っています。中国側からの急な変更により、友好交流の計画が影響を受けた形ですが、外交日程はしばしば予測できない事情に左右されるものです。大切なのは、双方の信頼関係を保ちつつ、今後の調整を柔軟に進めることです。知事が冷静に対応したことは評価できますが、このような突然の変更が繰り返されるようでは、外交関係の安定性に疑問を抱かざるを得ません。

まず、透明なコミュニケーションと事前調整の強化が求められます。中国側は早期に通知し、必要な措置を講じるべきであり、日本側も過度な期待を避け、柔軟に対応できる体制を整えておくべきです。両国間の関係を深めるためには、継続的な対話と理解が欠かせません。また、今後の訪問が順調に進むことを期待しますが、どちらか一方の側が急な変更を強いるような事態が再発しないよう、双方のリーダーシップが試される時です。

ネットからのコメント

1、もともと、愛知県知事が江蘇省訪問の目的が分からない。中央、地方議員、各地の首長が海外訪問する場合は、訪問目的を事前に公表し、帰国後は速やかに結果レポートを提出、公表すべき。

2、少し意味が分からないが、愛知県知事はそもそも今の中国に行く必要があるのか？ここが少し分からない。姉妹都市に南京市と記述があるので、ただ単に友好交流だけで行くのか？ここは、少し分からないが。現在、台湾側の外交部が日華議連のメンバーの一人でもある高市氏と会談したと言う理由だけで中国側は反発している。そんな中国側に知事が行く必要があるのだろうか？中国側から安易に来るなって言われても、日程を調整して迄行く必要性が分からない。延期になった小泉氏のように大臣として調整するのなら分かるが。

3、トランプ関税に振り回され、日本は後回しにが本音じゃないか。中韓とは、正直言って過去の歴史的問題や領土問題が燻ってる今日、しばらくは距離を置いた方がが良いと思う。

4、江蘇省と言えば、先日日本人の女性が地下鉄駅で襲われ負傷した蘇州のある省です。

また抗日戦争記念日の近い8月等、先方の地元政府は何らかの影響を考えて予定変更してきたのでは？