【事件概要】
2025年8月6日、第107回全国高校野球選手権大会の2日目が甲子園球場で開催された。午前8時開始の第1試合(仙台育英-鳥取城北)は観客数1万1000人、第2試合(開星-宮崎商)は1万3000人と、前年同日の同時間帯の試合(2万2000人・1万7000人)から大幅に減少。
気温は午前8時で32度、午後には35度に達し、蒸し暑さが影響した模様。昨年導入された午前・夕方の2部制が今年は6日間に拡大され、午前の部では観客の完全入れ替えが実施されている。入場料は午前・夕方各部で2500円、通しで4800円。夕方の第3試合では1万3000人を動員し、午前の部との対照が浮き彫りになった。
【コメント】
酷暑下における甲子園の客足減少は、単なる「気温の影響」では済まされない。午前8時から35度近くまで上がる中で観戦を強いる運営は、観客の安全を軽視しているといわざるを得ない。
本質的な問題は、2部制という制度を導入しながら、それに見合う柔軟な運営設計がなされていない点にある。
平日の早朝開始、完全入れ替え制、区分ごとのチケット制――これらが結果として観客の選択肢を狭め、「行きにくさ」へとつながっている。
改善策としては、①試合時間の柔軟化(例えば午前試合を9時半以降に設定)、②2部制チケットの価格再設計(午前・夕方通し券の導入や割引)、③一部座席の通し利用可能化などが考えられる。加えて、現地以外での観戦価値を高めるライブ配信の拡充も不可欠だ。
「伝統」と「安全」のどちらを取るのか――この問いに真正面から向き合わなければ、未来の甲子園は人々の心から遠ざかっていくだろう。
ネットからのコメント
1、外野席は自由席にすべきだと思います。とにかく座席が狭いので暑さの中では、とてもキツイ。極端に荷物を置いて座席を占領するのは考えものですが、現状を見ると、それが気にならないほど観客がいません。それに座席がセンターから順番に売られている。自身は左中間、右中間で見るのが好きだったので、空いているならそこで見たいですね。
第三試合、ライト側はかなり日影になり移動したいと思っても出来ないというのも厳しいです。
2、エアコンの効いた自宅でテレビ観戦これで充分ですし、わざわざあの灼熱のスタンドに行きたいとは思いませんよ気候が快適なら屋外球場も良いと思いますが、僕には苦行に感じます
3、今回を契機に高校野球の人気は下がっていくだろう。公立校はほとんどなく、私立校の選手は都道府県からの出稼ぎ組ばかり。これは野球だけでなくサッカーなどの団体競技に顕著だ。郷土愛はあってもこれではどこか白けてしまう。甲子園大会は戦後の日本人に生きる希望を与えたかが、今はどうだろう。たかが高校野球にこれまでが異常だったのではないかな。
4、昨日午後行った人に聞いたら、外野席は「エリア選べない」指定席で、ひたすら一箇所に固める売り方やったそうな。試合ごと入れ替えのアルプスしか行かない自分は無料の頃の外野席しか知らなかったもんで。後からどう見ても一区画に納まりそうにない体格の人たちがやって来てエラい往生したとのこと。掃除するん面倒なだけちゃうん?と思った次第。
阪急が入ってから(いや逆か)は梅田近辺の再開発をはじめ、個人的には違和感を感じることだらけなんやけど。外面だけキレイにしてもなあ…。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bd924d6101eb2de5a8c16eee3c8c98f61f2e4dce,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]