【事件概要】
2025年8月1日、社民党のラサール石井参院議員が国会に初登院し、記者団の前で所信を表明。「理想を掲げるお花畑のどこが悪い」との発言で注目を集めた。庶民生活や奨学金問題への取り組みを掲げ、現実の厳しさと理想の橋渡しを志向。さらに、石破茂首相を「ここ最近で一番まとも」と評価し、辞任の流れに警鐘を鳴らした。
石破氏の沖縄訪問や反戦姿勢を支持し、「極右政権の誕生を避けたい」と明言した。
【コメント】
ラサール石井議員の初登院での発言は、昨今の現実主義に偏りすぎた政治風土への強烈なカウンターだ。「理想を語るのはお花畑」とする風潮は、社会の閉塞感と冷笑文化の反映にほかならない。本来、政治は生活を豊かにするための夢と現実の接点であるべきだ。それを「庶民の生活改善」「奨学金問題の解決」といった具体的目標で示した点は、実務的理想主義と呼ぶに値する。
この背景には、政治の語彙が「効率」「財源」「国益」ばかりに傾き、人間の尊厳や希望を語ることが無責任とされる空気がある。だが現に、経済格差や教育負担は拡大し、無関心では済まされない地点にある。
対策としては、①若年層の政治参加を促す教育改革、②政治家のビジョン提示を義務化する公約制度の再設計、③政策評価に生活満足度指数を導入するなど、理念と実効性の両立を目指す制度変更が急務だ。
「理想を掲げる」ことは、空想ではない。絶望が日常になった社会にこそ、理想は必要なのだ。
ネットからのコメント
1、>戦後80年談話も石破首相が出すべきとの見方も示した。「石破さんが辞めてしまうと、次にちょっと思わしくないような極右な政権ができてしまう可能性が高いので、それは避けたい」とも語った。それだけ石破氏が社民党にとって好ましい首相だと言う事でしょう。でもそれって、日本の国民として好ましい事だろうか。石井氏の発言によって、ますます石破氏に首相を続けて欲しくないと思う人が増える気がするけど...。
2、社民党議員に支持される自民党総裁をはじめて見た。お花畑、確か鳩山由紀夫氏が中曽根元総理にそう評されていましたね。鳩山由紀夫氏を支持しなかった人達からみるとあの悲惨な政治を思い出しそうですね。これ程党首が左派に支持されるならいっそ自民党解体して同じ信条の人達で新しい党に別れてくれた方が国民からみるとわかりやすいですね。
3、責任を取らないで良い立場であると自覚されているのだからそれはそれでしょうけど、でしたら議員報酬は全額返還されるなり、寄付されては如何ですか?予算が足りないと言われているのに、役に立たないと宣言されている人に税金が投入されるのは不快そのものなのですが?
4、極右って真面目にどんな定義なんですかね。まさか国防で、他国が攻めてきた時に敵基地を攻撃するとか、日本の法律を守らない外国人を裁判にかけたり強制送還するのが極右というなら今の諸外国の基準からみたら大きな間違いだ。日本は敵基地攻撃すらできないまともな国家としの体をなしていない現状なのだが。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c5c8702d559f0efcd7a016730d5ed71f8438903d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]