2025年8月5日、トランプ米大統領は電話インタビューで「日本はフォードF-150を受け入れる」と発言。背景には、日本市場が米国車をほぼ受け入れていない現状がある。2024年の米国車販売は約1万6700台(新車販売0.3%)に過ぎず、最大はジープ9633台。F-150は全長5.3〜6.1m、全幅2.03m超と巨大で、日本の道路や駐車場事情には不向き。
右ハンドルや販売網、整備体制も不足しており、過去にも米車の日本販売は度々失敗してきた。市場特性を無視した輸出は成功が難しい。
アメリカ大統領が声高に語る「日本市場は閉鎖的」という主張は、現実を直視しない政治的レトリックに過ぎない。F-150のような全長6m級のピックアップが日本で売れないのは制度や差別のせいではなく、物理的制約と文化の違いが主因だ。右ハンドル化を限定的にしか行わず、販売網や整備拠点を整えないまま「受け入れられない」と嘆くのは、努力不足を市場のせいにする態度である。そもそも消費者のニーズ調査や試算すら不十分な輸出戦略は、過去のキャバリエやネオンの失敗から何も学んでいない。改善策としては、①日本の都市部で使えるサイズの専用モデル開発、②全車種右ハンドル化と国内販売網の再構築、③アフターサービス体制の充実と長期保証制度の導入が不可欠だ。
市場は「閉じている」のではなく「選んでいる」。選ばれる条件を満たせない限り、どれほど威勢のいい発言をしても結果は変わらない。
ネットからのコメント
1、日本の富裕層もそれなりのスペシャリティがなければアメ車を購入しないでしょうし、普通の収入の人では性能が良く日本に適した国産車を選ぶでしょうね。これまで培ってきた信頼や実績が米国自動車企業にあるでしょうか。全てとは言いませんが、トランプ大統領のような自国企業への甘やかしでは何も育たないと思います。逆に日本政府はアジア圏に甘く、我々が蓄積してきた富や技術をも差し出してきたため、われわれ自国民には冷たい環境を自ら作り出してしまい残念です。参議院選で話題になった「日本人ファースト」とは何かを改めて積極的に考え直す必要があると思います。
2、ヨーロッパ車も故障が多いと言われたイタリアフランス車なんか部品は日本メーカーの物が多く使われ耐久性も上がってます。街の作りも道が狭く日本と似ているので小型車は得意。アメリカは大きさを自慢する文化なんじゃないかなぁ!ベルトのバックルも大きいのがステータスと聞いた事がある。
輸出するなら相手国を研究して、売れるものを作れば良い。これ買えじゃあ売れないよ!
3、でかいのもあるけれど昔のアメ車があまりにも駄目過ぎて印象が悪いのだと思う自分も昔トーラスに乗っていたけれど故障があまりに多い上に当時ディーラーだったマツダに何回修理に出しても直ぐに壊れる故障原因もスロットルが勝手に開くという命に係わる故障でローンが残っているのに諦めて手放したという事があったドイツ車のように日本に基盤もないし日本車より優れているのなら選択枝に入るのだろうけれど趣味として所有する人以外誰も欲しいとも思わないだろう
4、試しにアメ車のピックアップの自動車税や重量税、自賠責保険の金額を軽自動車と同等にしてみてはいかがでしょうか。それでトランプさんのご機嫌をとりつつ、現状を理解してもらえるのでは?それでもダメなら自らフォードF-150のハンドルを握って貰い、丸一日ドライバーとして日本の街中やスーパーの駐車場などいろいろ体験させるとか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/37eff36685cb1fa69118b4048e139eec916d84ec,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]