【事件概要】
ローソンは、2022年に京都の店舗オーナーの提案をきっかけに、店内にクレーンゲームを設置し始めた。2024年から本格展開が始まり、2025年6月末時点で852店舗に導入。売り上げは目標比150%を記録。ゲーム筐体はタイトー製で、店舗には追加コストがかからない仕組み。
市場規模は2024年に3000億円を超え、外国人観光客が多い地域では特に人気。今後は、2025年度中に1000店舗への拡大と、ローソン限定のオリジナル景品導入で差別化を進める予定。
【コメント】
一見、成功事例に見えるローソンのクレーンゲーム展開。しかしその裏にあるのは、地域社会における「娯楽の空白地帯」が放置されてきたという現実だ。アミューズメント施設が少ない地域や観光地において、24時間営業のコンビニがエンタメの代替を担う構図は、行政や地域開発の怠慢の象徴とも言える。
本質的な問題は、公的施設や地域交流の場が不足している中で、民間がその役割を肩代わりしているという点にある。娯楽に飢える地方社会に、企業が商業的な体験だけを提供するのでは、本来の「地域文化の再生」にはつながらない。
打開策としては、①地域住民と連携したコミュニティスペースの設置、②地方自治体との協業による公的施設の充実、③学校・図書館・商業施設をつなぐエンタメ教育プログラムの展開が必要だ。
クレーンゲームが人気なのは、その「気軽さ」ゆえ。しかし、それが「唯一の楽しみ」になってしまう社会は、どこか歪んでいる。民間の努力だけに頼らず、本来の公共の役割を取り戻す議論が、いまこそ求められている。
ネットからのコメント
1、どんな仕掛けにせよ、それで客寄せができていれば良い仕掛けだ。商品管理までメーカーがやってくれるのなら、店員の仕事はせいぜい両替を頼まれるくらいだろうし。コンビニって、限られたスペースの中にいかに商品を配置するか、どんな商品を置くかが肝だったと思うけど、商品よりもクレーンゲームが集客に有効って判断されたのが面白いよね。
2、商品を掴んで持ち上げた瞬間にアームの力が弱くなり、商品をポトっと落とす・・・こういったクレーンゲームあるあるが発生しなければいいのですが。怒った客が深夜に店員にクレーム・・・という可能性もあると思います。
酔ってたら、暴行や強盗事件に繋がるかもしれませんね。細工しないで、取りやすいクレーンゲームを設置して、老若男女が楽しめる店づくりを目指してほしいと思います。
3、病院の中のローソンに置いてあるのを見ました。大きな病院だったので24時間営業だし、入院の患者さんが家族と会えるスペースのところだったので、お見舞いに来た孫などに遊ばせてあげると、また来てくれると患者さんも思うかもしれません。あと、重度の病気の子どもがたくさん入院、通院している病院だったので、その子どもたちも長期の入院生活に遊びがあるのは嬉しいのではないかと感じました。私が住んでいるあたりでは、近くのファミリーマートにクレーンゲーム1台(くじを掴み取るタイプのもの)とガチャガチャが数台あり、気が向いた時に遊んでいます。あと、子どもがねだってきます。金銭面を考えて確率の低いクレーンゲームやくじよりガチャガチャがいいなと思います。
4、自宅の周りはセブンかファミマばかり店舗が多くてローソンはあまりないのですが、興味を引くようにして来客を増やすのはとても良い事だと思います郵便ポストとゆうパック取次ぎしてくれるから、何気に便利なんですよね
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0d8b829c74aefd5dab390b0d90525407775b3c31,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]