事件概要:2025年8月7日、東京都内の日本記者クラブで成蹊大学の伊藤昌亮教授が記者会見を行い、2025年7月の参院選で参政党が議席を大幅に増加させた背景について説明した。伊藤教授は、特に年収400万円前後の「ロウアーミドル層」(中流の下層)が、参政党のスローガン「日本人ファースト」に共感し、支持を示したことを指摘。参政党の公約には「経済」「環境」「文化」の3つの分野があり、有権者は「経済」政策に魅力を感じて支持した一方、マスメディアが「文化」分野に注目して批判的な報道をしたため、議論がかみ合わなかったと述べた。
コメント:参政党の急成長は、まさに日本の社会構造の矛盾を浮き彫りにしている。年収400万円前後の「ロウアーミドル層」が政治に求めているのは、決して高尚な文化論や倫理的議論ではなく、現実的な経済的支援である。しかし、その実態が「日本人ファースト」という言葉に集約される時、社会全体の分断が強調されることになる。特に、富裕層への優遇や貧困層の放置という現状は、社会的な不安を引き起こし、このような動きが支持される背景にある。
こうした問題を解決するためには、まず経済政策を根本的に見直し、労働者層への実効性のある支援策を講じる必要がある。具体的には、賃金の引き上げ、労働環境の改善、そして社会保障の充実が求められる。加えて、マスメディアの役割が重要だ。議論をただ批判するのではなく、政治と社会の実情を理解し、多角的に報道を行うことが、今後の社会の健全な進展には不可欠である。
ネットからのコメント
1、>世帯年収が400万円前後の「ロウアーミドル(中流の下)」これ、夫婦だったら、確かに中の下というか、年収二百万の共働きって下層じゃね?でも、独り者の年収四百万円は二十代三十代なら多数派じゃないの?理由が書いてなくてモヤモヤするのは、参政党支持者を何とか下層とか低学歴という枠に押し込めて、安心する感じがメディアや学者にあるから。もちろん、そういう人達が少なからずなんだろうとは、学者に言われずとも肌感覚で分かるが、中の上とか高学歴も案外いるんじゃないの?
2、少なくともメディアの思想と平均的な一般人とズレがある気がします。一般人を自分達の情報発信で扇動出来ないから一般人や自分達の業界が運用してないネット界隈を攻撃しているように見える。おそらくこの流れはテレビ新聞しかみない割と高齢者は減っていくから変わらない。普通の支持層を否定するならばいらないメディアは淘汰されるべき。
3、上から目線の評論ですね。これこそステレオタイプの押し付けというか。単に積極財政、反リベラル、外国人優遇を是正等の政策を比較すると今回伸びた政党になっただけ。
オールドメディア的な視点だとこの教授的な評論になるのかなと思う。
4、今回の選挙は、物価が上がり生活が苦しい、給料も上がらない?そして、なぜ日本は30年も経済発展が無く、他国に置いて行かれるのか?政府は何をやっているのか?という自公政権への批判票が大きな力となって、政権の枠組みを変えようとする力が働いたと思っています。30年前はGDPは世界2位で、アメリカを抜くと言われ、1人当たり所得も世界最上位であったのが、韓国などにも抜かれ、30〜40位に落ち、世界中から軽んじられる様になった。この原因は財務省の緊縮財政にある、財務省に支配されている政治家、マスメディアには腹が立つ、ということが有ると思います。この、失われた30年を作った緊縮財政に対する批判が今後も大きな力となれば、日本は変わると思います。68
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2a22e0dffda0502fc5865ead8ab5039553bd9ff8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]