長浜ねる氏は、原爆の記憶を伝える使命感を感じるようになった経験を語った。8月9日、東京での登校日に黙とうが行われていないことに驚き、原爆の恐ろしさを伝える必要性を感じたという。長崎県で育ち、被爆した祖母から貴重な体験談を聞いたことで、語り部としてその苦しさやエネルギーを痛感した。祖母は「思い出したくないし、話したくない」と語っており、原爆の記憶の重みを理解した。

長浜氏は、日本テレビ系列の報道番組「news zero」の火曜パートナーとして活動し、被爆者の話を次世代に受け継ぐことの重要性を訴える。原水爆被害者団体のノーベル平和賞受賞にも感慨を抱き、戦争経験者の高齢化が進む中、伝えることの緊急性を強調。伝える際は現代の戦争や紛争にも目を向ける必要性を述べ、平和のために情報を広める重要性を語った。

長浜ねるさんの東京での経験は、多くの人が気づかないうちに、ある使命の目覚めを促しました。社会における温度差に直面し、原爆の恐怖を伝える重要性に対する強い責任感を覚えたことは、真に価値ある気づきです。彼女の祖母から聞いた話は、心揺さぶるものであり、理解不能な程の痛みが付随していたことでしょう。その重さを受け止めつつ、それを未来の世代に伝える役割を背負うことには大変な努力と勇気が必要です。

長浜ねるさんの活動によって、日本全体が戦争の悲惨さを再認識し、平和への取り組みを続けることが求められています。この経験が一部の人々にとっての希望となり、平和のための道筋を見出す力となることを願っています。

ネットからのコメント

1、広島県在住ですけど、小学校時代、中学校時代は8月6日は夏休みの登校日でした。そして毎月ではなかったけど年に何回かは平和学習があり、平和祈念公園を訪れ、原爆資料館を見学してました。修学旅行先に長崎も含まれていました。後に他県ではそのような教育がないのを知り大変驚いた記憶があります。今年は戦後80年ということでテレビの全国放送で戦争について放送する機会は例年より増えているように思いますが、毎年この時期には戦争について考える機会のある放送を全国放送でしてもらいたいです

2、大学の時に広島出身の子が『今から黙祷するの』とか話してて、結構クールで黙祷とかしそうなイメージない子だったからそんな習慣があるんだって驚いたな。その時誘ってくれて一緒に黙祷したけど、子供たちにそういう教育をしてる広島の平和への思いを感じた。

と同時に、他の地方との意識の差がすごくあるのも感じて、いろんなとこに広めてもいいんじゃないかと思ったことだった。だからうちは全く広島長崎出身ではないけどしてる。

3、私は福岡出身ですが、自分の子供の頃は夏休み中に登校日が3回あった。そのうち1日は8月9日(土日にかぶる時は6日の時もあった)で、その日は平和学習。真夏の暑ーーい中エアコンもない体育館で長ーーい校長先生の話。そして黙祷。当たり前だと思ってた。それが、今は北関東で子育てしてますが、子供たちが通った小学校では8月6日にも9日にも登校日がない！長女が低学年の頃は登校日は8月20日の1回のみ。5〜6年前？頃からは熱中症対策？教師の働き方改革？で登校日はゼロになりました。平和学習しないの？！とビックリ。修学旅行も、自分は小学生の時は長崎で平和公園行ったし、中学生の時は鹿児島で知覧特攻平和会館行った。修学旅行中には平和学習が含まれるものだと思ってた。娘たちの修学旅行ではそういうところには行かない。もっと学校で教育して欲しいと思います。

4、小学生の頃は大阪に住んでおり、夏休みには平和学習のための登校日がありました。

今は広島県に住んでます。広島県に住み始めた当初に驚いたのが原爆関連のニュースが、原爆投下の8月6日どころではなく今でも年中流れていること。他にも市街地に出かけると日常の中に原爆ドームが目に入り、地元の市役所には原爆被害者支援を担当する課があったりと、他県での生活とは桁違いに原爆が身近に感じられます。たまたま知り合った高齢の方が被爆者であることを打ち明けてくださり、1対1で原爆の体験を話していただいたこともありました。やはり原爆とか平和学習について、意識の濃淡は住む地域によってどうしても出来てしまうものなのでしょう。現地でこそ感じることも多いと実感しましたので、日本中の方に広島に来てみていただきたいと思います。