日本では訪日外国人数が増加している一方で、日本人の観光客数はかつての数字を下回っており、停滞感が見られる。2024年、日本人の国内観光消費額は過去最高の25.1兆円を記録したものの、旅行客数は約5億4000万人と減少傾向にある。多くの日本人が旅行を避ける理由は、名所が外国人で混雑していることや、治安の問題、旅行費用の高騰、SNSやYouTubeでの疑似旅行体験に満足する傾向などがある。
これにより、日本人の旅行離れが進んでいる可能性が指摘されている。
旅行を避ける状況には深刻な側面がある。まず、訪日外国人の増加は日本の観光資産に多様性をもたらす反面、日本の観光インフラはその対応に追いついていない。観光地の混雑により、旅行そのものの快適さが損なわれ、日本人観光客の興味が薄れている。根本的な問題として、観光地や宿泊施設の管理体制が国際的な観光客増加に追いついておらず、治安面でも懸念が生じている。また、旅行費用が高騰する中、価値を感じにくくなっている。これらの問題に対し、まずは観光地の管理体制を改善し、地域の特色を生かした観光推進を行うことが必要だ。また、国内旅行の魅力を再発見するためのキャンペーンや、公的な価格支援を通じた旅行費の負担軽減が求められる。さらに、国内観光の新たな価値や体験を創出し、日本人観光客を引き戻す努力が不可欠だ。
観光は人々の生活を彩り豊かにするものだけに、それが単なるストレスになってしまっては本末転倒と言わざるを得ない。
ネットからのコメント
1、2018年に大阪へ行ったら周りから聞こえてくるのは中国語と韓国語ばかり。近鉄特急の特急券を買おうと窓口に並んだら外国人の対応で以前の何倍も待ち時間が掛かる。京都なんて外国人が多すぎて行く気になれない…7年前で既にそんな状態で今は訪日外国人がコロナ前を上回ったらしいので尚更行く気になれない。現行で国際観光旅客税を出国時に1,000円徴収しているけど入国時にも1万円ぐらい取っても良さそう。それで少しでも外国人観光客が減って税収が増えれば一石二鳥。
2、京都なんて10年前まではよく行ってたけど、今はニュースで混雑してるの観てると行く気なくすね。旅行に行ってまで人混み、行列なんてごめんだしそんなのなら家のテレビで旅系のユーチューブ見てたほうが快適だし天気のいい時の絶景も拝める。物価も上がって払う金額に対して対価が得られる旅行が減ってきてる。
3、今年の夏、金沢に行ったんだけど、外国人だらけで驚いた。
ホテルのレストランから通りを眺めると、歩いていく2人に1人が外国人という感じだった。それはホテルの近くだったからということもあるけど、当然ながらホテル内は外国人だらけで日本人よりも全然多くて、ちょっと過ごしにくく、居心地の悪さを感じた。まぁホテルはしょうがないとしても、せっかくの観光地も日本らしさが失われていると感じた。外国人だらけになると必然的に日本らしさが失われて見えるというのは新しい発見だった。金沢というのは思ったほど都会ではなく狭い街で、むしろ京都よりも外国人が目立っていたと思う。そういう場所が、日本の各地に増えていってしまうとしたら、いつの間にか日本らしさも失われていってしまうのかも。
4、オーバーツーリズムと言われているぐらいですから、旅行を控える人が出ても旅行業界は問題ないのかもしれませんが、オーバーツーリズムはごく一部の観光地なのです。多くの観光地はかつてのピーク時から比べると旅行客は大幅に減少しており、それに伴い観光施設は廃れています。正直ガラガラの状態の所が多いです。もっと日本人が旅行してもらわないと、地域経済はますます厳しくなります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7f45868048d6a999046bb67d2134793da65bb1b1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]