2025年夏の参議院選挙で、参政党は40代と50代の「就職氷河期世代」から計42%の支持を受け、選挙で旋風を巻き起こした。この世代は経済不況の中で社会に出て、正社員になれず非正規雇用に甘んじてきた背景を持つ。日本社会が家父長制的家族観を色濃く残していた時期に育ち、感情的に心地よいものを選びがちな傾向がある。この世代は参政党の主張やスタイルに共鳴し、政治への期待感が高まったと分析されている。
SNSを通じた支持はアイドルを応援する感覚に近く、政策よりも感情的魅力が支持を集めた。
このニュースは、政治的・社会的背景に基づいて分析されており、制度の欠陥や社会問題の影響が大きく関わっています。それに基づくコメントは以下の通りです。
就職氷河期世代が参政党を支持した背景には、一世代を軽んじた制度的無関心が浮かび上がります。この世代は、経済不況の煽りをモロに受け、不公正な労働市場に翻弄され続けました。それに対し、社会や政治は不十分な支援しか提供しませんでした。この不作為こそが、今の状況を生んだ根本の問題と言えるでしょう。解決策としては、まずこの世代に実効的な再教育プログラムを提供すること。そして、長期的視野に立った安定的な雇用制度の構築が不可欠です。また、個々の境遇に応じた柔軟な福祉政策が求められます。
政治や企業が短期的利益にとらわれず、次世代を育てる視点を持つことが、日本の未来を支える上での重要な鍵となるでしょう。既存の枠組みを打破し、新しい価値観を築くことが必要です。それこそが社会の信頼を取り戻す第一歩です。
ネットからのコメント
1、50代の身として、参政党を支持する理由がまったく見つからない。選挙や議会の質問で少々もっともらしいことを言った所で何の政治的解決も成果も出していないし、問題提起だけなら誰にでもできる民主主義末期に発生する扇動政治家の部類にしか見えない。その時その時で人気が取れる話題を扱って既存勢力を批判し、後になって手のひら返すような言動が後を絶たないのに、それを斬新だと喜ぶ人たちにちやほやされてるだけだろう。氷河期世代の支持があると言うが、その理由も「票の数が多いから」って選挙目的の俗物的な発想だと思うしね。古代アテネを勝てない戦争に追いやって衰退させた弁論家デモステネスのようにしか見えないのだよな。
2、私は40代半ばの専業主婦だが、参政党は全く支持しておりません。日本人ファーストは万歩譲って一理ある気もするんですが、大日本帝国の翳が見え隠れするのが不気味で。
無党派ですが、選挙は毎回参加してます。参政党って最初こういう主張をする政党ではなかった記憶もあり、ポピュリズムをうまく取り入れながら主張を変えて支持者を取り込むカメレオン政党だと思います。本質は上記にある通りだと思うので、今後彼らが何をやろうとも一切信用しませんし、支持しません。
3、既成政党の老人至上主義の政治に一石を投じた意味で、参政党の躍進には意味があった。一方で参政党の積極財政政策など、実現したらインフレや大幅な円安を招きかねない危うさも含んでいる。本当の実力が試されるのはこれからで、次回選挙では参政党の人気は、れいわ新選組のように期待が萎んでいく可能性も十分にある。
4、自分は50代なかば。世間からはバブル世代と思われているが、ちょうど自分たちの頃から就職氷河期が始まっている。 40代はその影響をまともに受けた世代。そんな世代が失われた30年の張本人の自公政権を支持するはずがない。それもあり、参政党の主張に共感したのも不思議ではない。 ただ、自分は参政党には今の所、ある種のうさん臭さも感じる。言動や方針に一貫性がなくその場のノリで、という感じがして、とても「軽い」。
政党というより政党研究会(サークル)的なノリ。 マルチとの接点や人権意識など気になる点も多い。こういった検証はもっと進むだろうが。 彼らが日本の救世主となるか詐欺集団となるかは今後の活躍次第。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/37227fe2f6f5dd8d222504a54fa74c2e2b543e76,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]