7月21日早朝、秋田県北秋田市で75歳の男性が畑作業中にツキノワグマに襲われ、鼻骨骨折や眼球損傷などの重傷を負った。男性は自力で車を運転し帰宅後、救急搬送された。同様に、80代男性が顔面を大きく損傷し、別の男性は指を失うなど、深刻な被害が続出。2024年度はクマの目撃情報が前年の約3倍と急増しており、秋に向けてさらなる人身被害が懸念されている。
専門医は、報道の「命に別状なし」という表現が実態を矮小化していると警鐘を鳴らしている。
クマによる襲撃が相次ぐ今、「命に別状なし」という言葉は、現実から目をそらす危険な言い換えだ。鼻が吹き飛び、眼球が飛び出し、指がもがれたにもかかわらず、メディアは軽々と被害を包み隠す。この報道姿勢が、加害グマの駆除に対する非現実的な抗議を生み、現場の対策を妨げているのだ。問題の核心は、人命を軽視した情報伝達と、「動物保護」と「人間の安全」の線引きの曖昧さにある。まず、報道機関は実態に即した表現を用いるべきだ。次に、自治体はクマの生息地と人里の境界管理を強化し、警報や避難指示の即時性を確保する体制が必要だ。そして、教育機関・メディアを通じた現実的な野生動物リスクの啓発も急務である。「クマを殺すな」と叫ぶ前に、「人が生きる現実」を直視せよ。
それこそが、命を守る社会のあるべき姿だ。
ネットからのコメント
1、うつ伏せで首筋ガードは食害目的でない熊であれば効果的でしょうが、そうでない場合が恐いです。かと言って、逃げてもヒグマであれば時速60キロ出るので、狙われたら人間の足では到底逃げ切れません。素手で戦って勝てる可能性も限りなく低い。批判する方もいますが、やはり人里に来ないように定期的に駆除して、頭数管理しないと危険だと思います。
2、そもそも人を襲ったクマを殺すなって方々は蚊が出ても蚊取り線香使わず、ゴキブリ出ても殺虫剤使わないんでしょうか。何も片っ端から虐殺する訳ではないですよ。被害の甚大さや暮らす人々の不便さや気持ちを冷静に考えて欲しい。
3、すごいよく調べられてる記事で、読み応えありました。そしてクマの戦闘力の高さをまざまざと見せつけられました。頭ではわかってますが、クマに襲われ命に別状はなくても、クマはだいたい顔面を正確に狙うので、事後の生活が本当に困難になりますね…。クマに襲われて生き延びた人たちは何かしら追加支援を与えて欲しい。
外国人の生活保護なんてやってる場合じゃない。回すべきお金は色々あるはず。
4、熊を殺すなって言う人は、熊の恐ろしさや身体能力の高さを知らないから言えるのだと思う。駆除しなければ、人を襲う可能性が高まり、また人間の食べ物の味を覚えてしまったら、どうなるか?を、全く考えてない。可愛いから、とか絶滅危惧種だから、などは通用しません。そんなのは、人間が勝手に決めた事であり、熊はそんな事は考えてません。人の命と熊の命、どちらが大事なんでしょうか。確かに人間のエゴで駆除されるのは忍びない部分もありますが、保護しすぎるのも考えもの。ましてや、猟友会の人達も高齢化してきているのも事実です。参考までに「三毛別羆事件」を調べてみて下さい。ツキノワグマとヒグマの違いはありますが、性質や特徴などは、似通っていますので、ある程度の参考になります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/44df514162050d2f66e0936130e7b208a9788cff,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]