Joshinは全事業所の従業員を対象に、NECの顔認証技術を搭載した「UBio-N Face Pro」とクラウド型「Bio-IDiom Services」を組み合わせた勤怠管理システムを導入した。従来のPC入力によるID・パスワード方式では忘却や打刻遅延が課題だったため、更衣室付近で顔認証やジェスチャーによる非接触打刻を可能にした。打刻ログはクラウド集約され、既存システムとAPI連携。IP55相当の端末やマスク対応認証も活用している。

顔認証で数秒の打刻を効率化できる一方、生体情報を扱う仕組みを「便利だから」で終わらせてはいけない。企業が従業員の顔データを管理する時代になり、効率化の裏側でプライバシー保護や情報管理の責任はこれまで以上に重くなっている。本人の同意や利用目的の明確化が不十分なまま導入が広がれば、働く人を守る仕組みではなく、監視を強める道具になりかねない。
本質的な課題は、技術導入そのものではなく、企業が従業員データをどう扱うかという運用姿勢にある。改善策として、①顔認証データの保存範囲や利用目的を明確に公開すること、②厳格なアクセス管理と定期的な第三者監査を行うこと、③利用できない場合の代替打刻手段を用意することが必要だ。
便利さと引き換えに自由や安心を失う社会では、本当の効率化とは呼べない。人を楽にする技術であるなら、まず人の権利を守る仕組みを備えてこそ、企業の進歩と言える。
ネットからのコメント
1、更衣前後にスムーズな勤怠打刻が可能となったのは素晴らしいと思います。ただ、更衣前に打刻するのか、更衣後に打刻するのかで、その企業の姿勢が分かると思います。つまり、制服に着替える時間も、勤務時間に含めているかどうか、といった点です。ちなみに、労働基準法では、業務を行う上で必要な着替えは、雇用形態に関わらず、原則として労働時間に含まれます。しかし、守っていない企業も少なくないと聞きます。どのような企業であれ、きちんと、コンプライアンスを遵守することが大事だと思います。
2、良い取り組みだと思います。わたしの職場は地方オフィスで、PC起動なしで打刻できる東京本社とは異なりPC起動や社内ネット認証で数分のロスが生じて不公平、との声が挙がっていたのですが、ようやく来月から本社と同じシステムなるみたいです。
3、十数年前、タイムカードを二重打刻し、手書きで訂正していた時代から考えると、大きな進歩だと思います。顔データの更新や認識精度の維持、マスクや加齢への対応など、新たな管理コストも発生するようにも思います。こうした管理コストを差し引いても、導入メリットが大きい企業でこそ普及が進んでいくように感じました。
4、制服を着てくる事が一般的出ない場合には更衣時間も労働時間に入れる必要が有り、更衣前後という表記が労働時間に算定したくないのかな?と思わせます。タイムカード打刻後に更衣で有れば、勤務者は慌てて着替える必要は無く、普通のペースで出来ると思います。慌ただしくという表記はタイムカード打刻後は労働時間に算定されてるから急いで着替えて、直に業務に付いて欲しいという企業側の要望だとすると、企業側の余裕のなさを感じます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/385c8b1ddd28b3b21c454072e72f1944b76abf6b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]