アメリカのトランプ大統領は12日、イランとの核協議が不調に終わったことを受け、ホルムズ海峡の封鎖を命じました。アメリカ海軍は直ちに同海峡を通過する船舶を停止させ、国際水域でイランに通航料を支払った船舶の捜索を実施。これに対し、イランは強く反発し、革命防衛隊は「停戦合意違反」として武力行使を示唆しました。さらに国会議長ガリバフ氏は「脅しには屈しない」と戦闘辞さぬ姿勢を表明。これにより地域の緊張が急速に高まり、中東の安全保障が不安定化する事態となっています。

今回のアメリカによるホルムズ海峡封鎖は、国際秩序と地域経済に深刻な影響を及ぼす危険な一手です。核協議の失敗は残念ですが、問題はその対処方法の稚拙さにあります。国際水域での通航阻止は、戦争挑発と見なされる可能性を秘めた極端な手段です。トランプ政権の行動が国際法、特に通航の自由という原則を踏み躙るものである点は見逃せません。
根本的な問題は外交の失敗と陣営間での信頼欠如です。このような状況で力の行使は平和的解決を妨げるばかりか、世界的な石油輸送に障害を及ぼし、経済的損失を招きます。
解決策として、第一に国際的な仲裁機関の調停を強化し、双方が譲歩できる枠組みを設けるべきです。第二に、経済制裁や封鎖を前提とする外交を止め、協議の透明性を高める努力が必要です。そして第三に、多国間協力を通じた調整で地域安定を優先すべきです。
衝突を回避し平和を守るためには、戦力の誇示よりも交渉の場で知恵を競い合うべきです。ホルムズ海峡は世界が共有する動脈であり、これを破壊する政治は未来への責任を欠く行為と言えます。
ネットからのコメント
1、この措置により、今までホルムズ海峡を通過していた船舶までもが通行できなくなり、原油価格は今まで以上に暴騰する。ホルムズ海峡を通過するのは原油タンカーだけではない。世界経済は大混乱に陥る。トランプ一人のために世界中がこの一年間振り回され続けている。
2、イスラエルの暴走をアメリカは止められないのに、公然の秘密として、イスラエルは核を持っていると考えられています。
イランとしてみたら、核兵器で一方的に攻め込まれる不安から自分達も核保有しないと大変だと考えるのはもっともな話で、イランだけではなくイスラエルにも、完全中立な立場での核調査団体による視察を定期的にさせる事が必要だと思います。このような話でもできない限り、話は進まず最悪の結果が訪れそうで不安になります。
3、トランプ大統領が核問題で合意に至らないままホルムズ海峡封鎖を発表した判断は、交渉の失敗を軍事的圧力で覆い隠す短絡的な対応と言わざるを得ない。海峡は世界のエネルギー供給の要であり、封鎖は単なる対イラン措置にとどまらず、国際経済全体を人質に取る行為に近い。これに対しイランが「戦う」と反発するのは当然であり、双方の強硬姿勢がエスカレートすれば偶発的衝突が一気に全面対立へと拡大する危険性は高い。外交が行き詰まった局面で必要なのは圧力の強化ではなく、譲歩を引き出す現実的な交渉設計だが、その視点が欠けたままでは緊張を高めるだけだ。結果として、最も大きな影響を受けるのは当事国ではなく、エネルギー価格や物流の混乱に直面する世界経済である。
4、米国とイランが合意に至らなかった核問題はとても重要。イランが核保有してしまえばイランが武器支援している国際的テロ武装組織のハマスやヒズボラに核兵器が渡るか或いはシェアする可能性は十分ある。欧米が認めるテロ組織が核兵器を保有した場合に中東どころか世界に与える脅威は計り知れない。しかもイランの後ろ盾はやはり核保有国の中国。米国が核問題に拘る意図は理解できる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c5f687b9b509986977f30ca61c9699f79f70073f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]