13日、大阪・関西万博の会場に向かう唯一の地下鉄が運転を見合わせ、約3万人が帰宅困難に陥る事態が発生しました。猛暑日の中、会場周辺に留まる多くの来場者が見られ、特に東ゲートの駅や西ゲートのバス乗り場に人が集まりました。移動手段が無く、一部の来場者は徒歩で大阪中心部へ向かう選択を強いられました。オランダパビリオンなど一部パビリオンでは滞在を許可し、飲食物の提供も行われました。
専門家は、早期の情報伝達が集団パニックを防ぐ上で重要だったと指摘しています。運転再開は翌朝5時過ぎとなり、長時間に渡り来場者の不安は続きました。
この事件は、計画の欠如と不十分な対応によって引き起こされたほどの混乱を象徴しています。まず、地下鉄が停止した際、迅速かつ明確な代替輸送の案内が無かったことが、来場者の不安を一層高めました。情報伝達が不足していたために、多くの人が不測の事態に備えず無防備にパニックに陥りやすい状況が生じたのです。
それでは、解決策を考えてみましょう。第一に、事前に非常時に備えた代替交通手段の確保とその通知手続きの整備が必要です。第二に、リアルタイムでの情報提供を行えるシステムを構築し、来場者の不安を軽減するよう努めることが重要です。第三に、参加する全てのパビリオンが非常時における支援体制を持つことを義務づけることで、来場者に安全な避難所を提供することが可能になります。
これらの問題の根底には、人々の安全が軽視される現状が絡んでいるのです。万博の楽しみに集まった人々が、無力感を抱えたまま夜を過ごさなければならないというのは、決して許されるべきことではありません。このような事態を二度と繰り返さないためにも、即座に改善策を講じる必要があります。
ネットからのコメント
1、まずは大阪メトロの発信がほとんどなかったことですよね。これらはメトロが発信すべきことだったと思います。・いつ復旧できるか見込みがつかないこと・西ゲートに代替輸送バスを手配して桜島駅の終電までは桜島まで、その後は弁天町まで振り替え輸送し環状線が終夜運転してくれること・コスモスクエアからニュートラム、四つ橋線を経てなんば、西梅田に出られることメトロから連絡を受ける万博協会もこれらの情報は早く確実に情報提供できるようにしておくべきだと思いました。・帰宅しない選択をした人のために会場を開放すること・一部パビリオンでは館内が開放されること・水や非常食の配布の案内(何時からどこで)・救護室の案内、おむつやミルクの案内
2、この件は基本的には万博協会ではなく、大阪メトロの問題です。停電、事故はあり得ることなので、そこを過度に責めても仕方ないですが、その後の対応はもっと出来たはず。素早く見通しを伝えることで、滞留している人達も移動方法として中央線以外の選択をする余地が生まれますし、帰宅が困難でも大阪市内で一夜を過ごす場所を確保するなどの対応も出来たはず。また、トラブル発生時は万博自体もまだ閉まっていない時間だったので、メトロ側から万博協会に滞留者の避難場所提供、受け入れをお願いするべきだった。結果論からの批判もありますが、アップデートして、これからまた増える見込みの来場者に対応してほしいですね。
3、夢洲駅から大阪環状線の西九条駅までは、徒歩で2時間ほどだそうです。決して難しい距離では無さそうですね。当時の場内アナウンスや、大阪メトロの復旧見込み、あるいは大阪環状線の最終に間に合うかといった点で判断に迷う所です。何より日中に広い万博会場を歩き周っていれば、さらに2時間も歩くというのは難しい判断でもあったと思います。
暑い中での帰宅困難ということで救急搬送もあったようです。今回は万博会場だけですが、これが暑い中の災害で都市部全般に帰宅困難者があふれた場合、救急搬送はパンクすると思います。最近は6月から10月まで暑いですから、暑い日に災害が起きる可能性は普通にあると思います。
4、翌日のイベント等もスタッフさん達は混乱していたと思います。シフトも合わないのでパビリオン内やイベント進行へスタッフを回した結果、行列を整備する担当が極端に減り、お客が「どうなってんだ!」と食って掛かるという・・・行き慣れたイベントだったのでスタッフさん達とも仲良かったし、怒鳴ったり抗議してくるお客をこちらも牽制しながら並んでいました。スタッフさんはトイレに抜けることもできない人数で困ってらっしゃいました。無事だったお客の方が手に負えない感じでしたね。他のパビリオンにも顔出してみると同じ現象(外用スタッフが減ってる)で暑い中大変そうでした。帰れなかったスタッフさんや、穴埋めに来ないといけなかった人なども居たと思うのでお客をどうするか。だけではないなって思いました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c4fb21f9621dd43d3e1262a5003cecda17c17693,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]