佐賀北高校は、第107回全国高校野球選手権で甲子園に出場するも、資金不足という深刻な課題に直面している。2007年に全国制覇を成し遂げた世代の選手たちが再び甲子園に挑んだが、応援に必要な費用の約1500万円が不足している状況だ。クラウドファンディングや寄付を通じて資金を集める努力はしているものの、15日時点で集まった資金は目標額の3分の1以下の450万円にとどまっている。
資金不足により、応援にかかる生徒の負担は増加し、1回戦では1人8000円だったが、2回戦では1万5000円にまで跳ね上がる事態となり、応援に参加する生徒数も減少している。
学校応援のために集まる資金不足は、教育制度の構造的問題を露呈している。公立学校は借金ができず、寄付に頼らざるを得ない現状は異常だ。これを変えるためには、まず公立学校の資金調達の柔軟性を高める制度改革が必要だ。次に、地域社会と学校が連携し、共同で資金を管理するモデルの導入を検討すること。そして、長期的な教育助成プログラムの開発で、競技応援の資金を確保することが求められる。これらの対策が緒に就くことで、夢の舞台である甲子園への道が苦難ではなく、喜びに満ちたものに変わるだろう。教育は国家の未来、そしてその支えは資金という基盤にある。
この不足が示すのは、教育を軽視する社会の盲点だ。価値ある舞台への支援は、未来への投資であることを痛感させられる。
ネットからのコメント
1、そもそも全校生徒揃ってバス何台も連ねて応援する必要があるのか?なんか高校野球では当たり前になっているけど、物価高の影響もありバス代とか含めて馬鹿にならない金額だろうそもそも生徒全員が野球に興味があるわけでもなく、本音は夏休みだし遊んだり勉強したい人もいるだろうし選手たちの環境だけでなくこうした応援する側の改革も進めてほしい
2、2006年の駒大苫小牧の準優勝の時も香田監督が、「金掛かるから勝つなみたいな雰囲気はあった」と本で読んだが、甲子園から遠い地域で援助がないとそれはそれで大変なんだろうな。チケット代や、放映権で10億以上の収入があるのだから、余剰金や補助費で少しでも補填は出来ないものなのだろうか。
3、引率で地方から応援に行ったことがありますが、滅多に無い機会とは言え、ものすごく大変でした。夜中の2時集合(生徒は4時)でバス10台に乗り込み、休憩を取りながら甲子園まで行きそのままお昼ごろ応援、終わったらそのままバスに乗り込み翌朝6時に学校到着、私はそのまま、家には帰らずインターハイの引率をしました。思い出になったとはいえ、生徒はヘトヘトでした。勝ち進むと同じ事が何度か続くわけですよね。もちろん生徒の資金的な負担も大きく、普段数百円を徴取するのにも気を使うのに、「なんでここだけ当たり前のように大金を徴取する?」と思ったのも事実です。夏の風物詩になっているとはいえ何でもかんでも美談にするのではなく、そういう負の面への配慮(応援をベスト16からにするとか、モニターにするとか)必要かと思います。
4、生徒が応援に行くってことが当たり前って思っているのが思考停止。もっと言えば、夏休みになぜ、野球部の応援に行かないといけないんだって不満に思っている生徒もたくさんいるはず。自分の高校で中継をプロジェクターでも写し出したら、飲み物、お菓子なんか出してもお釣りがくるくらいコスパがいいのに。
なぜ、暑い中、お金をかけてまで熱中症の危険性のある甲子園にいこうとするのが疑問。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/dd0dd4c7970a3b62efcaa14a10e969dbe813c207,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]