事件概要:北海道・知床の羅臼岳で登山者がヒグマに襲われ、死亡する事件が発生した。犠牲になったのは東京都の会社員、曽田圭亮さん(26)。事件は14日午前5時の下山中に起き、約200メートル後方にいた友人が助けようと試みたが、ヒグマは曽田さんを茂みに引きずり込んで離さなかった。この地域では数日前からヒグマの人間への付きまといが報告されていたが、地元関係機関の警告にもかかわらず登山道を閉鎖するなどの対策は取られず、悲劇を防ぐことができなかった。
専門家は「個体の積極的な駆除」が必要だったと指摘している。
コメント:ヒグマによる襲撃事件は、警告が効果を発揮せず、貴重な命が失われた痛ましい事態である。知床という観光地における動物との共存は重要だが、安全を確保できないまま人々を放置するのは無責任だ。まず、ヒグマの異常行動が確認された時点での登山道閉鎖、警告の強化、および該当個体の追跡と適切な管理が実施されるべきだった。関係機関は事件発生までの対応を再評価し、再発を防ぐために体制を見直す必要がある。また、地域住民や観光客が安全に過ごせるよう、動物との共生への理解と具体的なアプローチを構築することが求められる。人間の命と自然の保護が共存できる環境作りが急務だ。
ネットからのコメント
1、このニュースを最初に見た時「登山道から藪の中に引きづり込まれた」の記述を見て、申し訳ないが少し前に見た道路上で熊に襲われたエゾシカが藪の中に引きづり込まれた動画を思い出してしまった。
おそらくあんな光景だったのだろうかと。熊が食い物と認識すれば鹿であろうが人間であろうが同じだろう。登山、ハイキング、釣り、山菜取りなど山に入る趣味をお持ちの方、残念でしょうがしばらくは山に入るのをやめた方がいい、これ以上被害者を出さないためにも。
2、別記事で専門家が、羅臼岳周辺で1か月くらい異常な行動をするヒグマがいたのはわかっていた、と言っていた。異常な行動とは何かまではその記事には書いてなかったけど、この記事にあるように人間へのつきまといだったのだろうか。しかも複数報告されていたとは。専門家が異常と言うからには、本当に周知だけで良かったのか、山への立ち入りを禁止にすべきだったのではないか、そこまで判断できる専門家はいなかったのか。被害が起きてから解説するだけなど何の役にも立たない。何のための専門家なのかと思う。
3、同じように襲われた後に藪に引きずり込まれた福島町の件でも、被害に遭われた方が、数日前からクマにつきまとわれていて警戒していたという話があったと思います。捕食対象を見定めているのだとしたら、こうした行為が見られた時点で前兆として危機対応を行うべきなのだろうと思います。
4、熊の生息地に足を踏み入れているのは人間であり、そういった意味では自然を大切にするべきですが、世界遺産など有名地となっているところでは、人に危害を加える前兆があったかどうかに関わらず、目撃情報が上がった時点で捜索して徹底的に駆除するしかないと思います。駆除も命懸けですし、ハンターの方も大変で、これは理想論かもしれませんが、どう頑張っても人間と熊の共存はできません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/16aec1be83c837b62f639eb96381d719a44268b4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]