事件概要:2025年8月8日に公開されたテレビアニメ「ダンダダン」の劇中歌「Hunting Soul」について、X JAPANのYOSHIKIが9日に「何これ、XJAPANに聞こえない?」とSNSで言及。これに対して、ギタリストのマーティ・フリードマンは「愛と敬意で演奏した」と投稿。紀藤正樹弁護士もSNSで反応し、「事前に連絡があってしかるべきで、それが真の敬意」と指摘した。
YOSHIKIは騒動を謝罪し、「急に連絡が来て驚いた」と述べた。関係者間で話し合いが行われる予定。
コメント:この騒動の根底にあるのは、他者への敬意が形として現れるべきであるという認識の欠如です。音楽やアートに対するオマージュの重要性は理解できるものの、その過程で基本的な礼儀を欠いたことが問題です。事前の連絡を怠ったことは、著作権や創作者への尊重を示す最も基本的な手続きを無視したことに他なりません。アーティスト同士、または制作チーム間での透明なコミュニケーションは絶対に必要です。今後、同様の問題を防ぐためには、事前に十分な確認と連絡を取り合う体制の確立が不可欠です。制作過程において「礼儀」を重んじることが、真の敬意を示すための第一歩となります。
ネットからのコメント
1、まず著作権侵害に関する理解がない人が多い著作権侵害に関わる判例においては、メロディやリズムが相当なレベルで一致してない限り侵害に当たらないなので仮に曲の権利をYOSHIKIが持ってても本件は法的には問題ないそもそも現代の曲はその全てが過去の何がしかの曲のオマージュを繰り返す中で発展してきたわけで、これを取り締まるのは表現の自由の規制になってしまう著作権侵害で他者を訴えて勝つのは容易ではなく、同法は著作権の権利者というよりもむしろ国民の表現の自由を守るための法律であると言えると思う
2、Xのころ、YOSHIKIはHALLOWEENに許可取ってたわけがないよな。似てる曲あるよなあ。真似されて嫌だという「お気持ち」を表明するのは勝手。YOSHIKIにはその権利があるだろう。個人の「お気持ち」もそれを表明する事も自由だ。一方で盗作ではない、あるいは本物と誤認させるような売り方をしない、別物だとハッキリさせてる上で似てるというだけなら法的には問題ないことであるし、真似から発展する文化もあると思えば、これで「事前に許可を取るべき」とする意味も利益もないし、さらにそれで「嫌だ」と言われたらじゃあやめるのか?って話でさ。「お気持ち」の表明だけで止めとくのが本来だし、まして礼儀だなんだの話で弁護士出てくるのはあんまりクールじゃねえな。
3、オマージュにいちいち礼儀や謝礼を要求しだしたらキリが無いし、表現の萎縮につながる。そもそも今の時代にオリジナルの表現なんてないんだから、何をやっても元ネタに抵触する。だから著作権があるわけで、著作権を侵害しない限りは元ネタがあろうが自由に制作していいんだよ。
今回はYOSHIKIが狭量だったから騒動になっただけで、巷にオマージュなんていくらでもあるし、実際はYOSHIKI自身も先人のメロディを酷似のレベルで模倣してる彼自身も元ネタの関係者に礼儀を通したのかって話になる。
4、すごく日本的だよね。「権利侵害してなくても礼儀が大事、敬意を払え、金の問題じゃない。」みたいな。権利関係に関して誰がどこの何人に連絡とってどういう契約でお金がいくら発生するか。作曲者作詞家編曲全て調べて挨拶して…っていう手間を省くための事務所や著作権管理じゃないの?これで大騒ぎされたらもうオマージュもパロディも出来ないし、「別に自由にやってもいいし面倒だから全部事務所に任せます」っていうスタンスの人にも朝昼晩絶え間なく連絡来て辟易しちゃうんじゃないの?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a1fff830bae6e6f51931fe73e8a5c92a850ab499,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]