事件概要:この記事は、小学校4年生が『ごんぎつね』の葬式シーンを誤解し、「鍋で煮て溶かしている」と解釈したことに関する内容です。誤った解釈の原因として「国語力」の不足が挙げられています。筆者は「国語力」を文章を正確に理解する能力とし、単語力や文法力、常識的な知識が欠如している場合、誤読が生じることを説明しています。加えて、常識や背景知識が理解に重要であり、知識を貪ることなく創作物に触れることが国語力を高める方法だと述べています。
コメント:この問題が浮き彫りにするのは、教育システムが一部の根本的な問題に対して十分に対応していないという現実です。小学生に過度な負担をかけるのではなく、読解力を高めるための基盤となる知識や常識を効果的に育てるカリキュラムが求められます。現在の教育方針では、テスト重視や受験勉強に偏り、社会的背景や文化的知識を含む豊かな読み書き力が養われていないことが多いです。解決策としては、まず教育の現場で、文章理解にとどまらず、常識や背景知識の向上を目指すプログラムの導入が急務です。さらに、児童が創作物や日常生活を通じて幅広い知識に触れる機会を増やすことが不可欠です。知識と想像力を育むことが、本当の意味での読解力を支えるのです。
ネットからのコメント
1、まあ、常識として煮て溶かす、がないのは分かる。
ただ、じゃあ何をしているのか、と言われた時、よほどバリエーションの広い書籍に触れてない限り、料理を振る舞う、に行き着くのは極めて困難かと。近所の人との関わりがない、料理を共に食べる習慣がない、そもそも葬儀屋以外が葬式を行うという発想がない。それが平均的な子供の状況でしょう。別世界の設定を知る、というくらい前提知識を入念に入れない限り、この時代の生活感覚を知ることは困難なのでは。
2、自分が子育てでやってよかったなと思うことは、寝かしつける前に本の読み聞かせをしたこと。ありふれた昔話などですが、図書館で色々な本を借りてきて読んでいました。そのうちに自分で好きな本を読むようになり、とても本好きな子に成長しました。国語だけでなく、他の教科も学校の成績もよくなりますので、とてもおすすめです。
3、最近はスマホ片手にしておきながら 知らない、聞いてない、先に言って みたいな言い方する人増えたと思います。今はほとんどの方がスマホを持っているのに調べようともしない。こんなに便利な道具なのに。スマホ無い時代は本で調べてたんですよ全部。
文章読解と他人とのコミュニケーションは同義な気がします。
4、その時代では「知っていて当たり前のこと」は省かれて書かれることが多いのではないでしょうか。古い時代に書かれた物語であれば、読解力、国語力前に、その背景を理解できる知識が必要だと思います。おそらくブラウン管テレビすら知らない世代ですよ。人が亡くなったら、近所の奥さん達が炊き出しして自宅でお葬式をすることがある、ということも知らないかもしれません。ごんぎつねは余りに時代背景が違いすぎるので、標準的な小学生に理解しろというのは酷だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/24d9215fd102516da7c49e87171262d19dfb05ed,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]