事件概要:2025年8月、自民党が分裂する可能性が議論されている。この分裂論は、選挙制度と密接に関連し、特に1994年の公職選挙法改正後の小選挙区比例代表並立制に起因している。現状では政党乱立の状態で、11党が参院選で議席を獲得しており、10党が衆院でも議席を持っている。自民党内では、リベラルと保守の派閥が共存しており、分裂後にリベラル派が新・自由党、保守派が新・日本民主党を結成する可能性がある。
これにより、政界再編が進み、有権者にとってわかりやすい政治状況が訪れると予測されている。
コメント:現在の日本の政界の不安定さは、選挙制度の問題に起因しています。1994年の選挙制度改革は二大政党制を目的としていましたが、現実には政党が乱立し、政治的な選択肢があまりに多くなりすぎて、有権者がどの党に投票すべきかを判断するのが困難になっています。自民党の分裂論が現実となれば、保守派とリベラル派に分かれ、それぞれが新たな党を立ち上げる可能性があります。これは確かに分かりやすい政治の枠組みを提供するかもしれませんが、長期的な安定を求めるならば、複数の政党が連立を組む形での政治運営の成熟が求められるでしょう。選挙制度そのものに対する再考と、政治家たちが長期的なビジョンを持って政策を進める覚悟が必要です。
政界再編を進めることは必要かもしれませんが、根本的な改革には慎重さが求められるでしょう。
ネットからのコメント
1、もともと自民党は右から左まで混在している政党だった。かつて政権の座についた民主党が烏合の衆と言われたが、自民党もそれに劣らず本来烏合の衆だ。それが戦後これだけの長期間に渡って維持できたのは、一時を除いて権力を保持し続けたからにほかならない。自民党にとってもっとも重要なのは権力を維持することであって、そのためならば主義主張を差し置いても一致団結する。政策よりも権力維持が最優先であり、その結果が今日の日本を作ったといっても過言ではない。そんな自民党を支えてきた高齢者が減っていく中、そろそろ日本は大きな変革の時期を迎えつつあるようだ。
2、参議院選挙に惨敗しても、国民不在の党内抗争を繰り広げる自民党にはうんざりします。この際自民党は右派と中道、リベラル派に分裂は大歓迎です。政界再編の起爆剤となりうるかもしれないからです。鈴木哲夫さんも言われていますが、国会議員の数をとにかく減らしてください。そして国民、われわれ生活者にとって実のある形の政治形態の実現を熱望します。
3、別に、どこで誰がどの党だとかあまり関係ないと思いますよ。一番の問題は有権者の投票率の低さですから。今のままだと、投票する有権者は決まっていますから、選ばれる政治家と政党もおのずと決まってしまいますし、政治家もその方が良く、国民が別段得する事はありません。表面的に変わっても、中身の変わらない政治が続くだけです。本当に変わるのは、投票率が上がった時がそのタイミングだと思います。
4、今回の自民党と立憲民主党の敗北で、政権再編が進むのを期待します。保守、リベラル、中道の三大政党ができれば、より論点が明確になります。ただ、本来のリベラルは大きな政府に手厚い福祉のはずが、今の政府は官僚主導の高負担低福祉になっています。こんなものはリベラルとは呼べないので、保守でもリベラルでも、官僚を使いこなせるようになって欲しいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/73d60bb78873203f489bf319bd4566c272c27c12,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]