"家賃55万の置き土産" 第10話
あなたの収入が減ってからも、賃55万円を払いながら働いた。お母さんから毎嫌を言われても、あなたのが悪くならないよう黙ってた」
「分かってる」
「分かってなかったから、こうなったんだとう」
その、い沈黙があった。
慎也は最に。
「悪かった」
と。
言った。
13。
何度も。
欲しかった。
言葉。
だった。
けれど。
今さら。
それを聞いても。
私の決は。
変わらなかった。
「謝ってくれたことは受け取る。でも、戻らないよ」
「……うん」
その声を聞いた、私は初めて、慎也も婚を受け入れ始めたのだとじた。
夫婦としては終わる。
だからといって、13すべてが嘘になるわけではない。
優しかったもあった。
笑ったもあった。
でも。
最に。
私を守るべきが。
守らなかった。
それも。
同じように。
事実だった。
マンションを退するが決まったのは、それから約1かだった。慎也は会社から通いやすいさな賃貸物件を探し、義母とで移ることになった。咲斗とみちるさんは産に別のアパートへ移り、当初義母が見ていた「男夫婦と孫との同居活」は、始まるに終わった。
そのことを番受け入れられなかったのは、やはり義母だったらしい。
咲斗へ毎のように話をかけ、「赤ちゃんがまれたらこちらへ来なさい」「私が全部面倒を見る」と繰り返した。
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しかしみちるさんは、今回の騒で義母の言葉だけを信じることにを覚えるようになり、夫婦で話しって定の距を取ることを決めた。
咲斗自にも変化があった。
祖母に逆らわない。
父親にも逆らわない。
そのが荒れないことを。
最優先する。
それが。
咲斗の。
昔からの。
癖だった。
けれど今、自分が父親になることをにして、そのやり方では族を守れないと初めて考えたようだった。
慎也から聞いた話では、咲斗は義母にこう言ったという。
「ばあちゃんが俺を事にしてくれたのは分かってる。でも、俺とまゆ子さんのにまで入る必はなかったよ」
義母はすぐに否定した。
「私はあなたを守っていたのよ」
「何から?」
私が以尋ねたのと。
同じ言葉を。
咲斗も。
義母へ。
向けた。
「まゆ子さん、俺に何もしてないじゃん。ばあちゃんが『あのはおを邪魔だとってる』って言うから、ずっとそうなんだってってた」
義母は答えられなかった。
咲斗はさらに、成式ののことを話したという。
私と慎也が緒にスーツを選んだこと。
学事へ来てくれたこと。
就職祝いをくれたこと。
事のがえば。
自分の好きな物を。
買ってきてくれたこと。
きな。
母親らしいことではない。
でも。
今になってえば。
私なりに。
距を測りながら。
づこうとしていた。
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そう。
気づいたらしい。
「俺、もっと話してみればよかった」
その話をから聞いた、胸が痛んだ。
私はずっと。
咲斗に。
嫌われているとっていた。
咲斗はずっと。
私に。
嫌われているとっていた。
同じに。
13。
暮らしたのに。
のへ。
のが。
作った壁が。
ずっと。
残っていた。
それでも私は、義母を完全に悪だと決めつける気にはなれなかった。
夫をくし。
息子は仕事で忙しい。
孫を。
実の子のように。
育てた。
咲斗が。
自分かられていくことが。
怖かった。
のだろう。
私が。
その居所を。
奪うように。
見えた。
のかもしれない。
だからといって、やっていいことではない。
と支配は、々とてもよく似た顔をする。
義母は咲斗をしていた。
そのがすぎるあまり。
咲斗自が。
誰と関係を築くのかまで。
自分で決めたくなった。
そして最には。
「咲斗が帰ってくるから」
という理由で。
私まで。
から。
追いした。
結果。
咲斗は。
以より。
義母から。
距を取った。
慎也と真理子の関係も、婚協議が始まる頃には急速にえたと聞いた。真理子側にも庭事があり、慎也の義母と暮らす気など最初からなく、慎也が「婚したの活」について話し始めると関係そのものを見直したらしい。
慎也は、本当にになった。
妻を失い。
息子夫婦は別居。
とも終わる。
母親と。
暮らし。
かつて私が。
支えていた。
広いマンションも。
放した。
それを聞いても。
私は。
「ざまあみろ」
とは。
えなかった。