"赤身を笑った女の末路" 第2話
ある、クラスメイトの1が私たちを見て笑った。
「実乃里と子って、いつも緒だよね」
すると子は髪入れずに言った。
「そう。私たち親友だから」
そう言いながら、私の肩に腕を回してくる。
「ね、実乃里」
私は曖昧に笑った。
趣も違う。
価値観も違う。
会話だってほとんど噛みっていない。
正直、親友と呼べるほど互いを理解しているとはっていなかった。
けれど、わざわざそので「違う」と否定するほどでもない。
その程度に考えていた。
今になってう。
あの頃から子にとって、私は確かに特別なだったのだろう。
ただしそれは、私が像していた「友達」とはまるで違うでの特別だった。
卒業、私たちは別々のへんだ。
私は飾の専学へ学した。
流のブランドを追いかけたり、着飾ったりすることには昔からさほど興がなかったが、をデザインしたり、自分ので縫製したりすることは好きだった。を触りながら形を考えるなら、何続いても苦にならなかった。
方、子は4制学へ学した。
卒業式の、子は私のを聞いて議そうに言った。
「専学なんてもったいなくない? 実乃里なら普通に学けたでしょ」
「私はの仕事がしたいから」
「でも、やっぱり学卒業の方が聞こえいいじゃん」
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「やりたいことができれば、それでいいかな」
すると子は、いかにも私らしいと言いたげに笑った。
「やっぱり実乃里って変わってる。学てるとてないじゃ、で稼ぐおも違うんだって」
の頃にはそれほどにしなかった学歴の話を、急にするようになった。
今なら、あれも子なりの優越だったのだろうとう。
当の私は、これから専学で何を学べるのかということばかり考えていたので、ほとんど気にしなかった。
学、子とは自然と会わなくなった。
それでも半に1度くらい話がかかってきた。
「実乃里、元気?」
最初こそ況報告だったが、そのうち内容の半が子自の話になっていった。
「学って本当に楽しいよ」
「サークルでスキーったの」
「にも旅した」
「この、名学のお坊ちゃんに声かけられちゃってさ」
何を勉するために学へったのだろうと議になることもあったが、子が楽しく過ごしているなら、それでいいとった。
度だけ、代の学の彼氏はどうしたのかと聞いたことがある。
「あんなの、とっくに別れたわよ」
子はあっさり答えた。
「今の彼氏はね、IT関係の仕事してるの。すごいお持ちなの」
そこから話がくなり、私は質問したことをし悔した。
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専学の課題とアルバイトに追われていた私には、子の恋事を細かく聞いている余裕がなかった。
やがて私は専学を卒業し、アパレルメーカーへ就職した。
配属先は縫製の産管理部だった。
子も、それなりに名のられた会社へ就職したらしい。
久しぶりに話が来た、私が勤務先のことを話すと、子はすぐに反応した。
「実乃里、アパレルなんだっけ?」
「うん。縫製の産管理部」
「なんだ、勤務なの?」
声の調子だけで、子がし嬉しそうなのが分かった。
「アパレルっていうから、もっとおしゃれなところかとってた」
「現の方が私にはってるよ」
実際、その仕事は面かった。
原価計算、品質管理、産計画、納期調。との交渉や、トラブルが起きたの現対応まで、毎のようにしいことを覚えた。
机のだけでは分からないことが、にはほどあった。
になって自分で会社をちげた、この代ににつけた識が私を何度も助けてくれることになる。
もちろんその頃は、そんな未来など像もしていなかった。
子は私の話を聞いた、いつもの調子で自分の会社を語った。
「私はきれいなオフィスで事務よ。受付をやらないかって話もあるの」
「そうなんだ」
「やっぱり会社って雰囲気も事じゃない?」
「子が楽しいならいいんじゃない?」
私が羨ましがらないので、子は相変わらずし満そうだった。
その1、23歳のだった。