"お年玉泥棒の末路" 第6話
修司さんは正休み、綾音は休みだったので、私たちは毎お見いにきました。
綾音は、おばあちゃんにく元気になってほしいと、折りで鶴を3羽折って枕元に置きました。
「本当は1000羽折るんでしょう? 3つだけでごめんね」
綾音がそう言うと、文さんは笑いました。
「1000羽はね、すごく変な病気のよ。綾音ちゃんのおかげで、だいぶ元気がたわ」
その方で、美佐子さんはお見いに来ませんでした。
入院した翌の12、私が連絡をしたも、美佐子さんは軽い調でした。
「ふーん。正から変ね。私は予定があるからけないけど、あたりでしょ? すぐ退院できるわよ」
話の横から綾音が割り込みました。
「私たち、毎お見いにってるよ」
責めるような声でした。
それでも美佐子さんは、気にした様子もありませんでした。
「うん。まあ、頑張って」
そう言って話を切ってしまいました。
いつもあれだけ世話になっているのに。
私は腹がちました。
修司さんが文さんに「姉さん、来られないって」と伝えると、文さんはし寂しそうに目を伏せました。
「まあ、病でもないし、お正々病院なんか来たくないんでしょう」
自分を納得させるような言い方でした。
けれど、その頃私たちはまだりませんでした。
私たちが毎お見いにってを空けているに、美佐子さんが勝に実へ入り込み、空き巣のようなことをしていたのです。
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お正の3がが過ぎても、文さんは病院のベッドで休んでいました。
修司さんは14が仕事始めだったため、そののお見いは私と綾音の2できました。
点滴と静のおかげで、文さんの体調はだいぶ回復していました。
顔もし良くなり、ベッドので体を起こせるようになっていました。
「せっかく作ったおせちも、まだ残っていたのにね。お雑煮がべたいわ」
そんなことまで言いすくらいでした。
私は笑いながらも、ふとっていた疑問をにしました。
「それにしても、体何に当たったんでしょうね。おせちにものは入っていないし」
文さんはし考えてから言いました。
「考えられるのは、美佐子のお産のハムよね」
私も、うっすら原因はハムではないかとっていました。
けれどその、帰宅して確認してみると、ハムの賞期限は切れていませんでした。
翌、文さんにそのことを伝えると、彼女は首をかしげました。
「そうなの? じゃあタイミングが悪かったのね。やだわ、のせいかしらね。でものみんなが何ともなくて良かったわ」
そう言って、この件はいったん終わったかのように見えました。
その、文さんがふといしたように言いました。
「あ、そうだわ。直美さん、私のタンスの引きしをけてみて。
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1番の側のさな引きしよ」
「何ですか?」
「お正に渡そうとってたんだけど、うっかりしてて。綾音にお玉を用してあったのよ」
綾音の顔がぱっとるくなりました。
「ああ、おばあちゃん、ありがとう」
文さんは申し訳なさそうに笑いました。
「こんなことになっちゃって忘れていたわ。遅くなってごめんなさいね」
病院からへ帰る途、綾音がしもじもじしながら言いました。
「あのね、おばあちゃん、今はお玉くれないのかなってってたの」
そこで私は、遅ればせながら気がつきました。
「あ、そういえばパパとママからもあげてなかったわね」
綾音はさくうなずきました。
「うん。でも、おばあちゃんが変なことになって言えなくて」
「ごめんね、綾音。帰ったらあげるから」
親子でそんなやり取りをしながらに帰り、私は文さんに言われた通り、タンスの引きしをけました。
ところが、そこにはそれらしいものが見当たりません。
「あら、おかしいわね。違う引きしかしら」
私はの引きしも確認しました。
けれど、キティちゃんのポチ袋も、い封筒も見つかりませんでした。
文さんのい違いかとい、とりあえず綾音には私と修司さんからのお玉を渡しました。
「おばあちゃんからのお玉は、確認してみるね」
そう言うと、綾音はし残そうにしながらもうなずきました。